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不妊症の私が「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を読んだ感想

今回は、不妊症である私が、「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を読んで、心に残った言葉や感想を書きたいと思います。

本当に子どもが欲しいのか?

いきなり、こんなことを作者は言っています。
正確には、

本当に子どもが欲しいのかねえ

ということでした。
正直、いきなりこんなことか書くんかい!とも思いましたが、とても大切なことだと思いました。
私は欲しい!と言える自信はありますが、治療を始めてすぐのことを思い返すと、漠然と子供が欲しいとは思っていましたが、子供が産まれて、自分の生活の一部になるということが想像できていませんでした。(現在もそこに向けて奮闘中ですが。)そこは、男性と女性で少し考え方が違うかもしれません。ただ、この「本当に子どもが欲しいのかねえ」については、真剣に夫婦二人で話してから、治療を開始するべきだと私は思います。治療をしていくとなったら、どちらも子どもが欲しいという気持ちはあるでしょう。だた、その気持ちの大きさに差がありすぎると、絶対に衝突するから。もし、治療をこれから始めようと思ってこの本を読んでいる人がいるなら、話し合ってほしい。

心合わせ

作品の中で、一番心に残っている言葉である。

身体合わせ、心合わせ

本当にそうだと思う。
不妊治療を行うということは、身体を合わせることなく、子どもを授かるために頑張るということだ。(これも本の受け売りだが)
となると、心を合わせことが、重要になってくる。だから、治療を始める前や、治療を行っているときは、特に2人の気持ちをお互いが考え、尊重し、一つの目標に向かって進んでいくことが重要であると思う。

不妊治療はストレスが半端ない

作者夫婦は、タイミング法から始め、人工授精を18回実施し、体外授精に進んでいます。人工授精で一度妊娠していますが、流産を経験されていました。不妊治療をこれから始めるなら、ストレスがあることは覚えておいてほしい。それに、治療がうまくいかなかったりすることで、うまくいっている時でも、常にネガティブな考えが浮かんできてしまう。私たち夫婦も、体外授精では一度目は着床すらしなかった。スタートにすら立てなかった。作者は、人工授精が一回うまくいっていたことで、なかなか体外授精に進むことができていなかった。私は、治療開始直後から先生に、体外授精を進められた。運動率が0.2%だったこともあり、わりと早くに体外を行いました。作中でも書かれているが、不妊治療は、肉体的にも精神的にも、そして、金銭的にもつらい。そのストレスは半端ないと思います。正直、私もつらかった。特に妻の苦しむ姿を見ているのが。あと、終わりの見えないゴールに向かって走っている感じである。妊娠ができ、出産できれば、ひとまずのゴールなのかもしれない。一緒にスタートを切っても、ゴールの地点はバラバラである。私もまだ、出産というゴールに向かっている最中である。まあ、暗いことばかり書いてしまったが、

子どもはいいねえ、たまんないですよ。

と書いています。この言葉を自分も言える日がくるよう皆さん頑張りましょう。

最後に

私は、本の感想を書くのが初めて(読書感想文以来)だったので、全然、感想として、うまく書けていないと思いますが、この本は、ぜひ治療を始める前や、人工授精から体外授精へのステップアップを迷っているご夫婦に読んで頂きたいと、すごくオススメできる一冊です。私自身の意見としては、男性不妊を手術でよくなるとかがあるならそれは検討すべきだと思いますが、それ以外で、悩んでいるなら、金銭面的な部分はありますが、体外授精を一刻も早くするのがいいんじゃないかと言いたい。なぜなら、そのまま、人工授精で、時間とお金を使い続けるなら、助成金等を利用しながら、体外授精へステップアップする道をご夫婦で検討してみてほしい。それが、子どもを授かる近道になるかもしれないから。私たちもまだ、不安な日々を過ごしていますが、見た目としても変化してくる妻の体をみていると、少しずつポジティブな考えも増えてきています。この本を読んで、少しでも考えが変わったり、希望が湧いてくることもあると思うのでぜひ1度読んでみてください。しつこしですが、夫婦で読むことがオススメです。

本日も読んで頂きありがとうございました。
twitterもやっているので、そちらも見ていただけると嬉しいです。




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