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琉球王国 誕生

【琉球王国の誕生】
今から約9000年前、現在の沖縄にはじめて人類が進出してきました。
中国大陸、日本列島、台湾、南洋諸島のちょうど中間に位置する沖縄は様々な文化が混ざった独自の文化を築いていくことになります。
日本列島から伝わった縄文土器や台湾から伝わった台湾土器、南洋諸島から伝わった石蒸しという調理法など、当時は中国大陸から日本列島まで陸続きであったため文化が伝わり易い環境にありました。

琉球は1年中暖かく木の実や果物が豊富で、また海では海藻や貝、魚が何時でも採取できたため狩猟採集文化は10世紀頃まで続きました。その頃の日本列島は平安時代です。

その後、日本と宋(中国)の日宋貿易が活発化し、沖縄にも貿易船が上陸するようになり稲作が伝わりました。

それまでは海産物が豊富な海の近くに住むことが一般的でしたが、稲作をきっかけに内陸部にも住むようになり人口が急速に増えました。また、狩猟採集文化では家族単位で賄えてた人材が稲作では賄えず、複数の家族が集まるようになり、村落が誕生しました。
村落ができると村落毎にリーダーが生まれ、村落同士の争いが始まるようになりました。

たくさんの集落が吸収されできた大きな村落のリーダーを按司(あじ)と呼びます。
最終的に琉球は尚巴志(しょうはし)という人物が統一し、そのとき中国から琉球と呼ばれていたため、1429年から琉球王国と名乗るようになりました。

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