赫足のそれ。
健康のためにはじめたランニング。学生時代の部活動を思い出し、テンション高めに始めたものの、1週間足らずで両膝を壊した30代前半。
身体が気持ちに追いつかない。
これが「老い」をマジマジと感じはじめた時期だったのかもしれない。
元々、白髪は10代からあったものの、お陰様で「最近、白髪増えたなぁ」なんて気にするようになってきた。
そんな中30代も後半に差し掛かった今、「老い」に対してマジマジとしんみりした老化現象が2つある。
1つは、トイレ事情。オシッコしたいスパンが短くなるアレである。
マジで困る場面が映画館。よくある話だが、観る前に1度用を足したのに、上映後の中盤辺りでしっかりもよおすことが増えた。これには本当に参った。ポップコーン食べながらZeroコーラを飲むという鉄板メニューが通じない。
なんなら、2つ下の友達なんて、上映前に2度トイレに行くそうだ。次回から脱コーラ&トイレ2回スタイルを真似してみようとさえ考えている。
そしてもう1つ。
それが耳毛事情である。
これは何気にショックだった。
はじまりは美容室の担当さんから「耳の穴の毛がけっこう伸びているので切っておきますね〜」というセリフからはじまった。
1ヶ月に1度は髪を切りに行くのだが、それ以来「仕上げのついで」に「耳毛チェック&カット」をやってもらっている。
このやりとりがなんともおまぬけ的で未だにちょっと受け入れられない。
自分で対処しようにも、厄介なことに、鼻毛や眉毛と違って耳毛ってセルフチェック&カットが難しい。
専用の機械(?)もあるが、わざわざそれを買うのもなんだかアホらしくて購入する気になれない。
たかだか、耳の穴からチョロッと飛び出しているヤツに対して「耳チョロ毛専用カットマシーン」を買うという工程がどうにもこうにも腑に落ちない。
しかし、鼻毛や眉毛、全身脱毛など「毛」に対する敵対心が強くなった昨今。もれなく「耳チョロ毛」も隈なく駆逐することが求められているのかもしれない。
たしかに、真っ白なAirPodsを装着した耳の隙間から耳チョロ毛が這い出ていたらなんとも締まりはない。
身だしなみの良し悪しのラインって結構難しいもんである。
赫足のゼフの鼻毛三つ編みよろしく、耳チョロ毛が似合う歳の取り方はないものか。
今日はここまで!
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