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【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌32:不規則睡眠=腸内細菌の悪化=疾患の悪化】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

 日本人の1分間の平均読書速度は400~600文字
 ということで腸内細菌noteも1分で読める短さにしました。
 今回は前回の『不規則な睡眠=腸内細菌の悪化=肥満』の続きとして『腸内細菌の悪化=疾患の悪化』について紹介します。

(蛙・ω・)<ゆっくり(1分)していってね。



■前回の振り返り

 前回のnoteでは

✅睡眠時間の不足・不規則化は腸内細菌のバランスが崩れる・腸そのものが不良になる


睡眠の質が低下すると
 
✅バクテロイデス菌が減少する
✅フィルミクテス菌が増加する
✅腸に穴が空く
✅血液の質が低下する

 という話でした。
 これだけでも十分に「睡眠はやはり重要なんだな」と理解できます。
 
 今回はそこからさらに掘り下げた内容です。


■日本の論文より

 
 まず面白のが論文冒頭の抄録(要点をまとめた文章)。本文をそのまま引用します。
 

腸管は最大の免疫組織でもあるが,常に食物の摂取などを通して外来抗原に接するうえに,100 兆個にも達する腸内細菌と共存するなど独特な環境にある

 
 改めて言われてみると確かにその通り。
 腸内細菌はヒトが罹患する病気の7割以上に及ぶ免疫遺伝子を有しています
 そして私たちが毎日食べている食事にも雑菌や人体に有害なものは付着しており、腸と腸内細菌は日夜外来菌と戦っている訳です。

『腸活』の重要性が改めて認識できます。
 
 
 さて、今回の論文では、特定の疾患になっている時は腸内細菌も特定の種が増加・減少している。といものが説明されています。

 今回は一例として『自己免疫疾患:リウマチ』罹患者の腸内細菌の増減に関して。

リウマチ罹患者は
 
✅ビフィズス菌が減少
✅バクテロイデス菌が減少
 
✅フィルミクテス菌が増加

 
していた。また、
 
✅プロボテラ・コプリ菌が増加
  
しており、制御性 T 細胞※が減少。 
体内炎症レベルの上昇が発生し、
 
✅ビタミン代謝の低下
✅核酸合成能力の低下

 
が起きていた。
※制御性T細胞とは、自己免疫疾患にならないように免疫応答を制御している人体の細胞

 
 という内容でした。
 
 これを読んだカエルの感想なんですが、
 
(蛙・ω・)<腸内細菌、難しいなぁ
 
 という感じ。
 と言うのも、上記の論文説明だと『プロボテラ・コプリ菌』は悪い菌なんだな?
 と感じますが、このプロボテラ菌は腸に届いた食物繊維を分解する能力が高く、代謝産物としてコハク酸や酢酸など身体に有益な酸を生み出すことが解っているからです。
 つまり、

✅プロボテラ菌は有益菌である一方、身体の代謝能力を低下させる性質も持っている

 ということ。

 バクテロイデス菌同様に『腸内環境が悪化している時は有害に働く』という可能性はありますが、まだ研究段階なので詳細は解っていないようです。
 
 細菌学の面白くも難しい部分ですね。

 今回の論文で分かるのも、

✅とにかく腸内環境整えようぜ!

 てことですね。
 
 腸内環境悪化で罹患する病気の詳細はコチラ

「腸内環境整えるにはとりあえず何したら良いの?」って方にはコチラ


 ぜひ参考にどうぞ。

 最後に良かったら♡スキをお願いします。
 それではまた明日〜(o・ω・o)ノシ


【参考記事】


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