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【noteで学ぶ健康習慣の科学⑨-1:『身体に悪い食べ物』その1『揚げ物』で身体は老化するぞ。という話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
『揚げ物』美味しいですよね。
唐揚げ、とんかつ、天ぷら、フライドポテト、コロッケ、串揚げ、かき揚げ、海老フライ……。
これらの食べ物が実は、「身体に悪い」と聞いたらどう思いますか?
(;・ω・)<え、いや、でも、食べたいんだけど……。
(;・ω・)<何が悪いって言うのさ!好きに食べさせろ!
って、思いますよね。カエルもそう思います。
唐揚げは大好物だし、とんかつを使ったカツ丼も大好きだし、うどんには海老天が乗っててほしいし、サクサクの天ぷらも食べたい。マ○クのしなしなフライドポテトも食べたいし、ホクホクのコロッケもメンチカツもお腹いっぱい食べたい!!
……ですが、残念なことに「身体に悪い」という現実は変わりません。
(;・ω・)<そんな!救いはないんですか!?
無くはない。です(o・ω・o)
害をゼロには出来ませんが、可能な限り少なくする事は出来ます。
今回のnoteは、
・揚げ物の健康デメリット
・デメリットの原因
・デメリットの回避(軽減)方法
について、解説します。
健康に生きるというのは、多少の我慢や、身体に良く頂くという知識も必要なんですね……。
ということで、さっそく解説していきます(o・ω・o)
・揚げ物の健康デメリット
①油に含まれるオメガ6脂肪酸が悪い
⇒体内炎症の原因
②油の酸化で発生する物質が悪い
⇒ガンの原因
③衣に使われる小麦粉の『グルテン』が悪い
⇒消化器不調……老化の原因
④トランス脂肪酸の増加が悪い
⇒血液ダメージ……心疾患の原因
⑤高温調理で発生するAGEsが超悪い
⇒終末糖化産物。……糖尿病の原因
代表的なものをピックアップしただけでもこれだけあり、それぞれに1つずつ「何の原因になるか?」を添えていますが、実際はもっと多くの身体の変調の原因になることが解っています。
次項では、それぞれを解説します(o・ω・o)
・デメリットの原因
①油に含まれるオメガ6脂肪酸が悪い
⇒体内炎症の原因
オメガ6脂肪酸(リノール酸)自体は必須脂肪酸であり、ナッツなどが身体に良いことは有名です。
問題は
✅サラダ油などの「酸化した油」
市販のサラダ油(キャノーラ油・サフラワー油)は製造過程で高温処理を行うため、油が酸化し、オメガ6の質が低下しています。
その結果、
・体内炎症レベルの上昇
・心疾患のリスク増加
・血圧の増加
などの健康害を引き起こす原因であることが解っています。
特筆すべきは体内炎症レベルの上昇。
体内炎症とは、体内・脳内で起こる微量な慢性的炎症のことで、不眠症・うつ病・糖尿病など、現代病と呼ばれるもののほぼ全てに体内炎症が関わっています。
身体に悪いとされる市販油は、
・キャノーラ油(菜種油)
・サフラワー油(紅花油)
・大豆油
・オリーブオイル(混ぜ物有り)
オリーブオイルに関しては「推奨される油」に含まれていますが、市販のオリーブオイルには混ぜ物(質が低い植物油)が含まれており、オススメできません。
そして推奨される油は、
・ココナッツオイル
・エキストラヴァージンオリーブオイル
・オーガニック系オイル
・マカダミアナッツオイル
・ギー(バターオイルの一種)
・ラード
となっています。
「食材選びは油選びから」と言うそうですよ(o・ω・o)
②油の酸化で発生する物質が悪い
⇒ガンの原因
前項では「酸化した市販油」を指摘しましたが、本項では「加熱調理時に酸化した油」を解説します。
✅植物由来の油(サラダ油、コーン油、ごま油など)は加熱時に高速で酸化する
ということが解っています。
・ヘテロサイクリックアミン
・アクロレインなどの毒性アルデヒド
・多環芳香族炭化水素(PAH)
・アクリルアミド(炭水化物を揚げる際にできる物質)
上記はガンの発生リスクを増加させる
調理時に発生するこれらの物質は、タバコに含まれる発がん性物質と同じものです。
✅揚げ物はガンのリスクを上げる
というのはこれが原因(o・ω・o)
③衣に使われる小麦粉の『グルテン』が悪い
⇒消化器不調……老化の原因
小麦粉に含まれる「グルテン」
パンやうどん、そしてパン粉などに含まれているタンパク質の一種です。
そもそもグルテンは人の消化酵素で完全に分解されにくい物質で、分解途中の物質が炎症を引き起こして消化吸収機能の障害をもたらす可能性があります。
具体的には、
・腸の痛み
・お腹の膨満感(ガスの発生)
・頭がボンヤリし始めた
・軽いうつ症状
・胃潰瘍などの発生
という実験結果があります。
ただしグルテンに関しては体質も関係しているらしく、グルテンを摂って問題が無い人もいるそうです。
「毎食パンだけれど不調を感じたことがない」という人はグルテンに耐性がある人かもしれません。(消化酵素の働きが活発なのかも)
④トランス脂肪酸の増加が悪い
⇒血液ダメージ……心疾患の原因
トランス脂肪酸は、血液中の悪玉コレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減らすことが解っています。
植物油を精製する工程で高温処理を行うとトランス脂肪酸が増加します。
要は、
✅市販の植物油はNG
という証拠の底上げとなる話です。
トランス脂肪酸には血液ダメージ以外のデータも多く、
・心臓病のリスク増加
・記憶力の低下
・肥満の原因
・糖尿病の原因
・体内炎症レベルの上昇
など、脳(記憶力低下)から足先まで(糖尿病)悪影響があることが解っています。
「マーガリンや加工食品にはトランス脂肪酸が多く含まれるから食べない方が良い」というのはこういった背景があるんですね(o・ω・o)
⑤高温調理で発生するAGEsが超悪い
⇒終末糖化産物。……糖尿病の原因
「焦げはガンの元になる」という話を聞いたことがある人は多いと思います。
これと関連しているのが、糖分とたんぱく質を熱してできる物質『AGEs:エイジス』です。
AGEsは強い毒性を持つ物質で、
AGEs(Advanced Glycation End Products)
=「終末糖化産物」
・老化の促進
・骨粗鬆症
・動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)
・がん
・白内障
・アルツハイマー病(認知症)
・糖尿病の合併症の原因
・体内のタンパク質を変性・劣化させる
など、多くの病気、体調異常の原因であることが解っています。
✅AGEsは食品を高温調理すると発生する
という事が解っているため、
✅「揚げ物」という調理方法自体がNG
ということになる訳です。
「こんがりきつね色になるまで揚げましょう」
この時に発生しているのが『AGEs』です。
要注意(o・ω・o)
それ以外では、
✅赤身肉(牛・羊・ヤギ)を調理すると発生する
ということも解っています。
(;・ω・)<高温調理ってほとんどじゃん!
はい。ほとんどです。ですので、食べ物は「低温調理」が現代科学では推奨されている訳ですね(o・ω・o)
こういうのとかです(o・ω・o)
これで「揚げ物のデメリット」に関してはあらかた解説が終わりました。
次項では、「デメリットを回避、もしくは軽減するための方法」を解説します(o・ω・o)
・デメリットの回避(軽減)方法
①植物油以外を使う
⇒良質な油で調理する
②食中・食後に淹れたコーヒーを飲む
⇒酸化を防ぐ
③グリーンコーヒーパウダーを飲む
⇒酸化を防ぐ
④衣はポテトスターチ、アーモンドパウダーを使う
⇒グルテンを含まない
これらの方法が推奨です。
①揚げ物に使用する油には、「エキストラヴァージンオリーブオイル」がオススメ。
トランス脂肪酸やオメガ6が含まれておらず、調理後の揚げ物の状態を良くする事ができます。
ただしコゲには注意
②コーヒーには脂質の酸化を30%も抑える働きがあることが解っています。
これは③グリーンコーヒーパウダーも同様。
食べた後に体内の酸化を抑制しよう、ということです。
グリーンコーヒーパウダーとはこんなの。
④小麦粉やパン粉はグルテンが多い上に焦げやすいので、ポテトスターチ、アーモンドパウダーを推奨。
竜田揚げのイメージですね。
正直、「揚げ物」そのものが身体に良くないため、「食べないのが1番身体に良い」ということにはなりますが、それでも食べたいのが人というもの。
なるだけ軽減するか、揚げ物を食べるのは月に1度くらいにするか、喫煙者のように「リスクを承知で嗜好品として揚げ物を食べるか」
ということになります(o・ω・o)こればっかりはそういうものなので仕方ありません。
今回の「身体に悪い食べ物:揚げ物」の解説は以上です。
良かったらアンケートを用意しましたのでお願いします(o・ω・o)
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
【参考資料】
・揚げ物は体に良いのか悪いのか?/パレオな男
・揚げ物を食べて老けたくないなら、とりあえず食後にコーヒーをどうぞ/パレオな男
・健康に良い「ベストな油・脂肪」を番付にしてみた/パレオな男
・パンにふくまれる「グルテン」が、老化を引き起こす原因になる…かも/パレオな男
・グルテンフリーは健康体の人にも意味があるの?問題に割と説得的なデータが出てた件/パレオな男
・トランス脂肪酸をとりすぎると記憶力が10%も下がる/パレオな男
・揚げ物がタバコと同じくらい健康に悪いと言われる理由
・AGEsを増やさない食べ物・食べ方