【noteで学ぶ腸内細菌13】悪玉菌が病気に変わる瞬間
こんにちは(o・ω・o)虫圭です。
noteを見てくださってありがとうございます。
今回もあなたの人生の役に立つ情報を紹介してまいります。
唐突ですが。
【悪玉菌】って単語は有名ですよね(o・ω・o)?
腸内細菌について勉強している私だけでなく、普通に生活していれば聞いたことがない人はいないと思います。
悪玉菌が人体にとって有害であることも。
では、悪玉菌がどのように人体にとって有害なのか?
となると知らない人は多いと思います。私もその一人です。
今回はそのお話をするつもりだったのですが、その前にちょっと面白い話があるので、【悪玉菌】に興味を持ってもらえそうな話をします。
「悪玉菌」はいつ病気に変わるのか?
というものです。
私達の腸内には、「2:7:1」の割合で「善玉菌:日和見菌:悪玉菌」が存在していると言われています。
大腸菌やピロリ菌など、一般によく聞く悪玉菌です。
先日私は健康診断を受けたのですが、「ピロリ菌がいるっぽいから、40代になる前に除菌処置を受けてくださいね」
と言われました。
ピロリ菌は日本人の20%、5人に1人は感染しているそうです。
まあ、ピロリ菌がいるのは腸ではなく胃なんですど。
ピロリ菌のことは置いといて。
悪玉菌は人体に常に存在しています。
ですが、悪玉菌がいるからといって、必ず病気になるわけではありません。
それは善玉菌や共生菌(日和見菌)が作り出す酪酸や酢酸などの物質が悪玉菌の繁殖を抑えているからです。
という話はこれま何度もしてきたことなんですけど、
ボニー・バスラー博士が2009年に行ったスピーチの中で興味深い発表をしています。
要約するとこうです。
細菌はコミュニケーション能力を擁する。
・同種でコミュニケーションを取る能力
・異種を把握する能力
・同種の数が一定数に達すると別の活動を同時に発揮する能力
これは(ヒカリダンゴイカ Bobtail squid、ミミイカ)という発光するイカ(※ホタルイカとは別種)の体内に存在する、『ビブリオ フィシェリ』という名の発光能力をもつ細菌を調べて解ったものです。
ビブリオ フィシェリは夜間だけ発光しますが、これは時間で発光のON/OFFを切り替えている訳ではありません。
前述したように、細菌が一定の数まで増殖すると別の能力を発揮し、発光するのです。
そしてイカは、朝が来る前に細菌を体内から排出し、細菌の数を調節。発光が止まります。
これがビブリオ フィシェリの発光のメカニズムです。
ヒカリダンゴイカとビブリオ フィシェリは、人間と腸内細菌のように共生関係にあり、ヒカリダンゴイカは夜間に発光するビブリオフィシェリにつられて寄ってきた魚を捕食します。
ビブリオフィシェリはイカの体外に排出されるとプランクトンなどのエサになります。
イカの体内に残ったビブリオフィシェリは朝から夜にかけて体内で再び増殖し、夜になるとまた光るという訳です。
さて、本題に戻りますが、
私達の腸内に存在する【悪玉菌】も、このビブリオフィシェリと同様の活動をしています。
つまり、
腸内にいる善玉菌:共生菌:悪玉菌の2:7:1のバランスが崩れ、悪玉菌の増殖が止められなくなった時。
閾値を越え、悪玉菌は『病気に変化』します
これが私たちが腸内に持つ悪玉菌由来の病気発症のメカニズムです。
だから、腸内細菌を増やすための食事改善などが必要だったんですね。
再三載せていますが、腸内細菌を増やし、マイクロバイオームを豊かにするためのアクションは以下の通りです。
・抗生物質を使わない(病気の原因と共に有益な細菌も死ぬ)
・自然に触れる(ガーデニングとか、キャンプとか)
・室内の換気をする(大気中には多くの細菌が存在する)
・菌類を食べる(キノコとか、発酵食品とか)
・腸内細菌のごはんをたくさん食べる(食物繊維とか、質の高い脂質とか)
・他者と触れあう(細菌を移しあう)
健康に生きるためには、やはり食事や日常のアクティビティをより良くする必要がある、ということですね(o・ω・o)納得。
ということで今回はここまでです。
(o・ω・)<ここまで読んで頂きありがとうございます。
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それでは、また(o・ω・o)ノシ