【1分で読めるnoteで学ぶ腸内細菌42:人の『社交性』を左右する腸内細菌たち】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
日本語が1分で読める文章量は約600文字
今回は『社交性を左右する腸内細菌』について。
(蛙・ω・)<ゆっくりしていってね。
■2020年の論文にて
『Gut microbiome composition and diversity are related to human personality traits:腸内細菌叢の組成と多様性は、人間の性格特性に関連しています』
コチラの論文では2種類の実験によって『腸内細菌』と『性格』の関連性を研究しています。
□実験1
マウス実験
性格の異なるマウスの腸内細菌(便)を移植しあい、行動パターンが変化するか観察した
□実験2
20ヶ国、671人の男女の便サンプルから腸内細菌を検出。食生活などの情報とBIG5性格診断から社交性や自閉症特性をデータにし照らし合わせを行った
これまでもカエルのnoteでは
「腸内細菌が豊かだと社交性が高い性格になるぞ」「それは腸内細菌が豊富だとストレス耐性が高くなるからだ」
ということを書いて来ましたが、今回は
「どの細菌が性格やストレスに影響を与えているのか?」
というものになります。
(蛙・ω・)<論文から引用し先に結論から書いてしまいますが、
□研究者:Katerina V.-A.Johnson
この研究の結果は、一部の細菌属が行動とより強く関連している可能性があることを示唆しており、私の発見に照らして、おそらく将来の研究は、アッケルマンシア属、デスルフォビブリオ属、ラクトコッカス属、オシロスピラ属、およびサテラ属の社会的行動への影響を調査することから利益を得る可能性があります。
✅アッカーマンシア属・ラクトコッカス属・オシロスピラ属が多いと社交性が高い性格になる
✅デスルフォビブリオ属・サテラ属が多いとうつ傾向が強くなる
ということが書かれています。
上記の細菌の在有率を左右するのはやはり『食事・睡眠・運動』などの生活習慣と『ストレス』となっています。
また、男女によって腸内細菌の保有率が異なることや、帝王切開で生まれた子供はアレルギー反応が起こりやすいなど、過去に紹介した内容も含まれていました。
研究者曰く、
この研究の結果は、人格の理解に新しい次元を追加し、腸内細菌叢が行動に影響を与えて、人間の中枢神経系に影響を与える可能性があるという証拠の蓄積と一致しています。 このような発見は、気分を改善し、自閉症、不安神経症、うつ病などの状態を治療するのに役立つプロバイオティクスまたはプレバイオティクス療法の開発に役立つ可能性があります。
実は論文内ではより多くの細菌に触れていますが、ちょっと長くなりそうなので詳しく論文内容を紹介するのはまた後日。
アッカーマンシア属の細菌は有名なので、そちらの紹介も後日あわせて。
一旦今回はここまで(o・ω・o)
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
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