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【noteで学ぶ腸内細菌30:炭水化物を減らすと腸内環境は荒れる】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
今回の腸内細菌noteは、
特定のダイエットで腸内環境が荒れる
という内容。
なぜこの内容で書くかと言うと、
✅腸内細菌叢が良好なほうが、
⇒痩せやすい体質になる
⇒病気になりにくい
⇒脳機能が向上する(記憶力・認知機能)
要は、痩せるためにダイエットを行う人が、腸内環境改善の知識を持たないと、ダイエットが逆効果になる。
という話だからです(o・ω・o)
結論はタイトルに書いてある訳ですが、『炭水化物を減らすと腸内環境は悪化する』について解説します。
(蛙・ω・)< ゆ っ く り 知 っ て い っ て ね
■レジスタントスターチと腸内細菌の関係
炭水化物 と、一言に言っても種類は様々ですが、腸内細菌にとって必要な炭水化物は、じゃがいも、さつまいも、米、バナナ(熟れていないもの)、などに含まれる『レジスタントスターチ』と呼ばれる炭水化物です。
レジスタントスターチに関する記事はコチラ
炭水化物抜きダイエットの記事はコチラ
レジスタントスターチは、ヒトの小腸では吸収されないデンプン。食物繊維と同様に、腸内の細菌によって分解されることで体内に吸収・活用される。
小腸・十二指腸で吸収されないレジスタントスターチは『小腸〜大腸』に住む細菌たちによって吸収されるので、腸内細菌・腸内環境を良好に保つためには腸内細菌に有効な成分を意図的に摂る必要があります。
細菌に必要な成分とは、代表的なものでイヌリン・難消化性デキストリンなど水溶性食物繊維。
そしてレジスタントスターチなどの分解されない炭水化物です。
レジスタントスターチは上質な炭水化物と言われていて、乳酸菌やビフィズス菌にとって有益なごはんなのです。
では、その有益な炭水化物レジスタントスターチを摂ると、体内でどんな変化が起きるのか?
という話です。
体内に取り込まれたレジスタントスターチは腸で細菌に分解・発酵され、短鎖脂肪酸に変化します。
この短鎖脂肪酸は、
✅体内炎症レベルが低下
✅抗酸化作用で細胞・血管の若返り効果
✅便通の改善
などの効果を発揮します。
どれも、ダイエット・アンチエイジング・健康促進に必要なものとなっていますよね。
■炭水化物を抜いた所で痩せないし、逆に身体に悪い
✅炭水化物を抜いた所でダイエットは成功しない
これが現代科学の結論です。
まあそれでも、炭水化物を抜くことで摂取カロリーが減少し、体重に変化が起こり得ることは否定できません。
しかし、問題はその後です。
炭水化物を抜くことで、レジスタントスターチの摂取量が減少し、腸内細菌に必要な栄養が不足すると、腸内環境が悪化、悪玉菌の繁殖など、弊害が起きることが解っています。
炭水化物はヒトにとっての必須栄養素の1つです。
炭水化物をしっかり摂るメリットは、
・疲れの回復効果を上げる
・筋トレの効果を上げる
・冷え性の改善
・ダイエットの促進
・ストレス発散
・睡眠の質を上げる
などがあります。
そして推奨される良質な炭水化物を含んだ食品は、
・ブルーベリー ・オレンジ ・ブドウ
・パイナップル ・パパイヤ ・ザクロ
・サツマイモ ・じゃがいも ・ニンジン
・グリーンバナナ
となっています。
米・パン・麺 などの身体にとってのデメリットのある穀物を減らすことには賛成ですが、不足する炭水化物を補うことも重要ですので、上記の食材はぜひ普段の食事に取り入れてみてください。
て事で今回は以上です。
身体に必要な栄養知識を身につけて、最高の体調を手に入れてくださいね。
最後に良かったら♡スキをお願いします。
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
【参考文献】
□Long-term Paleolithic diet is associated with lower resistant starch intake, different gut microbiota composition and increased serum TMAO concentrations『長期の旧石器時代の食事は、難消化性デンプン摂取量の低下、腸内細菌叢の組成の違い、血清TMAO濃度の上昇に関連しています』