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【noteで学ぶ腸内細菌学75:『腸活』としての『禁酒』のススメ】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
昨日のnoteにて「腸内細菌が不良だと肌が荒れるし死亡率も上がるぞー」的な解説をしまして、腸活はただ健康に生きるだけでなく美しく生きるのにも役立つ。
なんてことを話しています。
その中で、「不摂生はリーキーガット(腸壁に穴が空く病気)を引き起こすぞー」という話もしております。
で、今回は「酒の飲み過ぎはリーキーガットの原因だぞー」というお話。
□飲酒は悪玉菌増加とリーキーガット悪化の元
「飲酒と悪玉菌の増加」に関する論文では、
・アルコールは腸内のグラム陰性菌を増加させる
・グラム陰性菌が増加すると腸内でアセトアルデヒドが増加する
(アセトアルデヒドは二日酔いの原因/タバコの依存性を高める/発がん性物質)
・アセトアルデヒドはリーキーガット悪化の原因となる
・アルコールは細胞中で一酸化窒素を生成し、一酸化窒素もリーキーガットを引き起こす原因となる
(動物性タンパク質などから作られる一酸化窒素は血管を健康に保つ役割を持つ重要な成分)
・アルコールを過剰摂取すると、短時間[2〜4時間]のうちにリーキーガットが悪化する
などのデータが説明されています。
最後に書いているように、重要なポイントとして「過剰な飲酒」がリーキーガットを引き起こすということ。
アルコールの分解に関してはかなり個人差があるため「ここまでは飲んでいい」というラインを決めるのが難しいですが、
✅男女ともに「2時間でグラス4杯以上」はリーキーガットを悪化させる飲酒量になる
とのこと。
アルコール自体が
「アルコールは適量であれば身体に良い!」と
「アルコールは一滴でも身体に有害だ!」
という双極な論文があるので、飲むもの、飲む量、体質としてのアルコール分解力など色んな要素で異なってきますが、飲みすぎたり、質の悪いアルコールを飲むくらいなら控えたほうが◎
なお、2016年にワシントン大学が発表した論文では
✅アルコールはグラス一杯でも飲むと死亡率が上がる
✅「1日二杯までの飲酒」は心疾患と2型糖尿病のリスクを低下させる効果も見られたが、全体のデメリットをカバーする影響力は無い
と発表しています。
飲酒をほぼ否定した結論にはなっていますが、全否定しているワケではないので、リスクを知った上で飲むのなら個人の自由です。
てことで、腸活する人にとっては飲酒はNGって話になってます(o・ω・o)ちょっと悲しいね。
まー、健康を意識してる人で腸活してる人はたぶんその時点で禁酒していると思うので、たまーーーに飲むくらいならアリではないでしょうか。
毎日飲んでる人は身体のことを思うならアルコール量を抑えた方が◎です。
ぜひ参考にしてみてください(o・ω・o)ノシ
【参考記事】
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