【1分で学ぶ健康習慣の科学37:「バターは良いけどマーガリンはNG」という話】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
普段私たちが食べている物の中には身体に良いもの・悪いものがあるのは皆さんご存知だと思いますが、国によっては販売禁止・輸入禁止になってるものもあります。
有名なのが『マーガリン』
ということで今回は『マーガリン』と『バター』について。
□輸入禁止にするほどの『マーガリン』
マーガリンはデンマーク、スイスでは使用量の制限があり、アメリカのニューヨーク州やカルフォルニア州、カナダ、タイ、シンガポールなどの国が販売禁止・輸入禁止に指定するなどしています。
理由はマーガリンに含まれる『トランス脂肪酸(PHO)』年間50万人がトランス脂肪酸による身体への悪影響で亡くなっているという説も。
このトランス脂肪酸は、 体内の善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす働きがあります。
そのため、心臓病、脳卒中、2型糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることが解っています。
世界保健機関(WHO)は、生活習慣病を防ぐための目標として、食品中のトランス脂肪酸から摂取するエネルギー量を、総摂取エネルギー量の1%よりも少なくすることを明示しており、油脂を加工するときにできるトランス脂肪酸を減らすための行動計画「REPLACE」を公表し、2023年までにトランス脂肪酸の低減を進めるよう各国政府に呼びかけている。とのこと。
そもそもマーガリンとは食用油脂に水、食塩その他乳成分、ビタミンなどを加えて混合乳化し、冷やし固めて作ります。
つまり植物油の塊ってこと。
一方、よく同列で扱われるバターですが、バターは牛乳からクリームを分離して撹拌し、乳脂肪を凝集させて作ります。
天然由来か加工食品か、って違いで認識すると分かりやすいかも
ハムやソーセージなどの加工肉。パンや加工肉を用いたファストフードが身体に悪い、と言われるのと同様に、マーガリンも油を加工した食品なので身体に悪いと言われてる訳ですね。
「じゃあバターも加工食品だから身体に悪いのでは?」
てところなんですが、一応研究によるとバターの危険性は否定されている。
コチラの論文は15ヶ国で行われた9つの研究、のべ63万6千人のデータをまとめたメタ分析です。
結果的には、
✅バターと総死亡率の相関性は低かった
✅しかし1日のバターの摂取量が14gずつ増加すると総死亡率は1%増加する
✅バターと糖尿病は逆相関関係だった(バターの消費率が高い人は糖尿病リスクが少ない)
という結果でした。
バターを食べることで不健康になる。ということはないってことですね。勿論食べすぎはよくありせんが。
なお参照した論文の中には、
「バターの代わりにオリーブオイルを使いましょう」
というものもありました。
「どうせ油を使う必要があるのなら、身体に良い油を使いましょう」
という話。
■まとめ
✅マーガリンはトランス脂肪酸が多く含まれるので避けるべき食品
✅バターは大きな害は無いけれど、特殊なメリットも無い
✅上記2種を「油」として使うのであれば、オリーブオイルやココナッツオイルなど、身体にメリットがある油を使うべき
という感じですね。
ちなみに良い油・悪い油に関しては以前書いたコチラのnoteを参照ください。
ぜひ参考にしてください(o・ω・o)ノシ
【参考記事】
ここから先は
【1分で読めるnoteシリーズ】
1分で読めるnoteのまとめ それぞれは全部無料で読めます 読んでみて「これは価値がある」と思えたら、100円投げ銭してくださいませ。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?