【noteで学ぶ腸内細菌29:『発酵食品』で腸内細菌が活性化すると『社交性』が増す。という研究】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
久し振りの腸内細菌noteがタイトルで出落ちてるんですけど、タイトル通り、
『発酵食品⇒腸内細菌活性化⇒社交性アップ』
という内容でお送りします(o・ω・o)どうぞ宜しく。
■腸内細菌が優良だとメンタルが整う
これまでのnoteでも、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)=腸内フローラの状態が良いと、鬱病になりにくい、ストレス耐性が上がる
みたいな話はしてきましたが、コチラの論文
□Fermented foods, microbiota, and mental health: ancient practice meets nutritional psychiatry『発酵食品、マイクロバイオータ、メンタルヘルス:古代の慣習と栄養精神医学の出会い』
によりますと、
「発酵食品で腸内細菌が活性化すると、体内炎症レベルが低下して、脳の状態が良好になることで、不安感が軽減されて、社交性が増すんじゃね?」
という答えが導かれています(o・ω・o)
また、
□Fermented foods, neuroticism, and social anxiety: An interaction model『発酵食品、神経症傾向、および社会不安:相互作用モデル』
コチラの論文では、
「不安を感じやすい人(神経症的傾向が強い人)ほど、発酵食品のメリットを受けやすく、社交不安を抑制できた」
という結論になっています(o・ω・o)
以前、
このnoteでも紹介しておりますが、ヒトのストレスを司るHPA軸(視床下部-下垂体-副腎系、英: hypothalamic-pituitary-adrenal axis)の不調は、腸内フローラ、リーキーガット症候群に大きく左右されます。
つまり、
✅腸が荒れると、脳神経自体がストレスを受けやすくなる
という話。
(蛙・ω・)<ちょっとお堅い話になってしまったので、アイスブレイク。
■納豆・チーズを食え!!
(蛙・ω・)<みなさま、納豆・チーズはお好きですか?
カエルはもちろん大好きです(チーズの摂りすぎはあまり良くないので控えめですが)。
納豆とチーズには、『ポリアミン』いう成分が豊富に含まれております。
まあ、ぶっちゃけ、ポリアミンはヒトの体内にもありますし、ウイルスすらこのポリアミンを持っています。
このポリアミンは、生物の細胞を支配していると言っても過言ではなく、
・細胞分裂
・増殖の制御
これらの生命維持に必要な生理現象は、ポリアミンがないと行われません。
そんなポリアミンを多く含む納豆・チーズ。(ちなみに、母乳にも豊富に含まれている)
納豆・チーズを食べることでも脳の健康が促進されます。
……(蛙・ω・)<納豆・チーズが脳に良い事は解ったけど、ポリアミンと腸内細菌の関連はないのでは??
■発酵食品で腸内細菌が活性化すると、幸福成分セロトニンの分泌量が増加する
確かに上記の論文は、納豆・チーズのポリアミンが腸内細菌とタッグを組むという話ではないのですが、発酵食品が腸内細菌を豊かにするのは事実。
なぜなら発酵菌が『菌』だから。
ちなみにポリアミンはきのこ類にも豊富に含まれております。きのこも『菌』だから。
そして腸内細菌がセロトニンの生成量に関与しているのは以前もnoteにまとめました。
✅ヒトの体内のセロトニンは90%が腸内細菌によって作られていて、脳と腸は迷走神経で直接繋がっており、腸で作られたセロトニンで脳は幸福感を得る
というお話でした。
■まとめ
詰まるところ、
①発酵食品で腸内フローラを豊かにする
②発酵食品でポリアミンを摂取する
=腸内フローラの改善と体内(脳内)炎症レベルの低下 & ポリアミンによる脳細胞分裂の活性化
=ストレス耐性を獲得 ⇒ 社交不安の減少
=社交性アップ
という流れになるワケですね(o・ω・o)
今回はここまで。
ちょっと内容が小難しくて解りづらくなったかもしれません。反省(o・ω・o)
結論。これまでの、
この辺りでも紹介している通り、
腸内細菌に優しい食事と生活習慣で、身体と脳が最高の状態になるようにコントロールしようぜ(o・ω・o)
って話であります。
ぜひ参考にどうぞ。
それではまた〜(o・ω・o)ノシ
■参考文献
Fermented foods, microbiota, and mental health: ancient practice meets nutritional psychiatry『発酵食品、マイクロバイオータ、メンタルヘルス:古代の慣習と栄養精神医学の出会い』
Fermented foods, neuroticism, and social anxiety: An interaction model『発酵食品、神経症傾向、および社会不安:相互作用モデル』