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【noteで学ぶ健康習慣の科学76:認知症のリスクを上げる生活習慣】
潜在的に不安を感じている『認知症』について興味深い論文があったので紹介。
2020年に発表されたもので、医学雑誌のランセット誌が過去の研究から信頼性の高いものを抽出してまとめたものです。
「若年期(30代前後)」「中年期(40代前後)」「老年期(50歳〜)」の期間ごとに、認知症の相関性のあった生活習慣、能力の低下、及びライフスタイルとなっています。
■若年期
・中等教育の未修了:7.1%
■中年期
・聴力の低下:8.2%
・肥満:0.7%
・高血圧:1.9%
・過度の飲酒:0.8%
・頭部のケガ:3.4%
■老年期
・喫煙:5.2%
・うつ病:3.9%
・孤独(社会からの孤立):3.5%
・糖尿病:1.1%
・運動不足:1.6%
・汚染された空気(副流煙を含む):2.3%
なお、横の数字は「その要因に問題が無い場合に認知症リスクが減少する可能性」となっています。
例えば老年期の「喫煙」の場合だと、非喫煙者は喫煙者より5.2%認知症のリスクが低いと言えます。
健康な生活習慣を送ることがベストですが、若年期の「中等教育の未修了」など、「脳を鍛えておくことの重要性」を示唆しています。
また、研究者はいかの事に言及しています。
・アルコール摂取
・大気汚染
・血圧
・乱れた食生活
・社会からの孤立
これらは確実に認知症リスクの上昇に大きく関与しているとのこと。
私たちに出来ることは地道なことかもしれませんが、将来的に必ず関わってくる認知症の予防を頭の片隅に置いておく必要はありそうです。
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