It’s natural that the night without light is too dark.
夜は暗い。
とても当たり前のことを、よく知らない。
実際に体験した機会は少なからずあって、たとえばキャンプ場であったり、焚き火のほか辺りを照らすものがない夜なら知っている。
ただ、それでも用意されたキャンプ場ではあるので、見渡せば明かりの1つくらい見つけることはできる。見つけることが出来るという安心もある。
だから、たぶん本当の暗闇は想像でしか知らない。
Red Dead Onlineは、西部開拓時代の終わりが舞台だ。
日本であれば明治も半ば、ゴールデンカムイより少し前。
いちばん近代的なサンドニの街なら、もう夜は煌々としている。
とはいえ、この程度。だが、十分ありがたい。
というのも街の外に出れば月明かりだけ。
木々が生い茂る山道や渓谷など、それさえ届かずプレイするにも支障のある一寸先は闇の中で、逃げるの追うのをさせられることもある。
おそらく馴染めないひとには全く馴染めないだろう。
Red Dead Onlineの評判で耳にする、リアルが故の不自由。
このあたりの機微がプレイヤーを選ぶ。
いっそ慣れてしまえば暗闇に乗じてアドバンテージを取ろうと考えたりで、ひっくるめてのプレイスタイルも身についてくる。
暗闇で馬の脚を引っかけて吹き飛ぶことも、まだまだあるが。
いま乗っているアラブは白馬なので、ほんのり視認性が高かったり。
もっと現実的に、馬の首にランタンを吊り下げるというのもある。が、どうにも見た目が格好悪くなるので付けようと思えない。
何より、ランタン片手に夜を駆けるほうがそれっぽい。
こだわりとシチュエーションに重きをおけるなら大いに楽しめる。
それがRed Dead Onlineのウリなのだ..たぶん。