Congratulations on the 1st place ! - The title this time is"253"
「Cyberpunk2077」はゲームメイカーのCD Projekt REDからリリースされた近未来を舞台にするサイバーパンクアクションRPGです。
IGN JAPANの”ゲームオブザイヤー2021”にノミネートされた記念で5周め、をプレイしていたわけですが..発表されていましたね。
なんと驚きの1位です!!
ゲームとしては及第点とされ、PC版に限るものの舞台となるナイトシティの圧倒的なビジュアルに尽きる評価にはモヤモヤも残りますが..良しとしよう。
兎にも角にも、おめでたい。
さておき、相棒のジャッキー曰くメジャーの顔役”デクスター・ショーン”に仕事を頼まれてお人好しのヴィクターに”強化”してもらって..が前回。
あくまで仲介のデクスターから、依頼人が会いたがっていると聞いて出向くことに。と、指定されたのは因縁の場所でした。
上司の間抜けがバレてアラサカ社を追われた、あの店です。
ちなみに今回の依頼も、古巣から”とあるチップ”を盗み出すというもの。
本作の前身になる”Cyberpunk2.0.2.0.”でも悪役も最たるの企業だったのは、60年近くを経っても変わらないようです。
企業に属する富裕層に対し、反企業派の根強い反発もあります。
場所のほかには、エヴリン・パーカーという名前だけ。
バーテンダーに話しかけたても、その名前を出したところで袖にされて。
と、隣から「いいの、私の客よ」なんて現れます。
いつの間に、と初見なら思える登場です。
が、さすがに5周め。
その前からカウンターで飲んでいたのは知っています。
デクスターをして「素性が知れない」と言わしめたエヴリン・パーカーは、パシフィカの連中から”詮索するな”と釘を刺される謎の女です。
この”パシフィカ”はナイトシティの海沿いにある区画で、かつての上流階級居住区であり、”Cyberpunk2.0.2.0.”の時代には「プレイランド・バイ・ザ・シー」と呼ばれるアミューズメントパークもありました。
が、本作では世界経済の混乱と共に投資家達が手を引き、未完成のまま放置された施設も残る無法地帯となっています。さらにヴードゥー・ボーイズとアニマルズの2大ギャングが覇権を争いナイトシティきっての治安の悪さ。
大多数がネットランナーで構成されるヴードゥー・ボーイズであれば素性を消すなんてのも容易く、ぼんやりとエヴリンの後ろも見えてきます。
ただ、このあたりは本作を進めていかないとわからない。
2周目以降で改めて意味に気がつくセリフがあるのも、脚本がしっかりしている証拠じゃないのかな、なんて思ったりします。
そういうところも、もっと評価されていいと思うんですけどね。
ちなみに前述のアミューズメントパークは朽ちつつも残っていて、”ローラーコースターを修理して走らせる”なんてサブクエストもあったりします。
このあと、いよいよ日本では本作まで明かされてこなかった「ブレインダンス」がお披露目されるわけですが..実は”Cyberpunk2.0.2.0.”にも拡張ルールで存在しながら翻訳されていなかったもの。
この「ブレインダンス」ですが、おそらく当時は最先端の発想から生まれたサイバーパンクっぽさ溢れるガジェットだったと思うんですね。
士郎正宗と押井守にやり尽くされて目新しさはありませんが。
そのあたりの詳しい話は次回にしましょうか。
掲題の「253」も仕掛けのある小説なので、こちらも(できれば)次回。