「Main stage」Style of living in the wilderness.
「Cyberpunk2077」はサイバーパンクの世界観そのままに未来世界を舞台としたオープンワールド型のアクションRPGである。
バッドランズ生まれ遊牧育ち、赤毛カーリーの家出娘な2代目ちゃん。
プレイ日記12回め、無法の荒野で暮らす日常について。
ナイトシティ郊外は不法投棄されたゴミであふれ、その向こうに荒涼としたバッドランズが広がっている。砂塵を巻き上げて疾走する旅団を見かけたとすればノーマッドの連中だろう。彼らは、群れで生活する。
幾つもの群れがある中でも「アルデカルドス」は、LAで結成された正真正銘「最初のノーマッド・ファミリー」だとされている。
2077年時点、全米700万とされるノーマッドの実に半数は7つのネーションに大別されるが、アルデカルドスはネーションの名でもある。各ネーションはトライブの集まりで構成され、トライブはクランの集合である。
ソウル・ブライトが率い、パナムが所属する本作の「アルデカルドス」は、その規模感からクランよりも格下のファミリー相当と推測される。
ゲーム内のどこかで言及されているかもしれないが、「最初のノーマッド・ファミリー」を受け継ぐ可能性も否定はできないが。
対するラフェン・シヴはネーションに属さない反社会性人格者の集まりで、弱者を対象に略奪や虐殺、奴隷化などの凶行を繰り返す。ノーマッドからは忌み嫌われるが、汚れ仕事を任せられることから関係を持つ企業も多い。
資本の後ろ盾があるだけに勢力も強く、対抗するべく企業と関係を持とうとノーマッドの群れが半ばラフィン化するケースもある。だが、自由と秩序を重んじ、統制された群れが本来のノーマッドだ。
自由を掲げノーマッドとして矜持を貫くか、企業と組んで私腹を肥やすか。
後者を選べば安定はするのだろう。が、なびくことを良しとしないからこそノーマッドだ。ソウルの率いる「アルデカルドス」も2つの意見で揺れる。
由緒の正しさが鼻につくのかラフェン・シヴに目をつけられているらしく、リーダーのソウルが拉致されたりと付け狙われている様子もある。
救出を手伝えば乾燥地特有の砂嵐に足止めされてキャンプへ戻るのは翌日の朝になったりと、環境にも抗いながらの暮らしは一筋縄ではない。
それでも彼らを見ていると、悪くない暮らしに見えてくるのが不思議だ。
シティで荒事屋として頭角を現し始めた元ノーマッドの2代目ちゃんらしい意匠に思えて、ストリートレース仕様のマッスルカーを購入してみたり。
朝焼けに映える。
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コーポレートからストリートキッド、ノーマッドの順でプレイしている。
「導入こそ異なるが始まれば同じ」とされているライフパス(出自)だが、どこか意識してしまい行動を左右されている気がする。
会話にライフパスを反映した選択肢があるのも、そんな意図からだとすれば見事に機能していると私には思える。
次回、そういえばタケムラを放っておいてしまったので忘れる前に。