When in Haiti, do as the Haitians do.
「Cyberpunk2077」はサイバーパンクの世界観そのままに未来世界を舞台としたオープンワールド型のアクションRPGである。
ナイトシティ生まれストリート育ち、悪そうなヤツはだいたいトモダチな、ヴァレリーちゃん。プレイ日記8回め、ちっとも話が進んでいなくて困る。あまりに悲しく終わってしまったエヴリンの仇くらい討ちたいと、接触していたハッカー集団へ仲介屋からつなぎを入れてもらう。
ヴードゥー・ボーイズを名乗る、かなり閉鎖的な組織らしい。が、仲介屋も驚くほど呆気なくセッティングされ、指定された教会へ向かう。
背後から声をかけてきた男が「マーケットでプラシドに会え」と告げた。
鶏肉をさばいていた強面がヴードゥー・ボーイズの2番手、プラシドだ。
衛生面で規定値以下のため生肉の闇売買も立派な裏稼業だとか。プラシドが言うに敵対組織が仕掛けてきているサイバー攻撃の目的を探ってくれば交換条件でリーダーに会わせくれるという。
引き受けるしか選択肢がなく、敵対組織のアジトになっているモールへ。
停まっていたバンを調べると、モールの奥にいる何ものかがサイバー攻撃を仕掛けていると判明。プラシドの指示で正体を探ることになる。が、会って話を聞いてみると、ミリテクという企業のエージェントで、ネットの深層に繋がる壁の突破を試みるヴードゥー・ボーイズの企てを阻止したいという。
ネットの深層はAIが支配しており、AIを掌握したいヴードゥー・ボーイズの思惑と阻止したい企業の攻防らしい。企業側につくという選択肢もあったがママン・ブリジットと会わないことにはチップの謎が解けない。
ひとまず請けた依頼でもあるので、筋は通すとしてエージェントを無力化。と、どういうわけか"V"まで意識を失う。
どこかで見た覚えのあるサイバーウェア再起動。またもシルヴァーハンドとチップのおかげで死なずに済んだらしい。依頼完了と同時に始末しようと、プラシドが仕組んでいたわけだ。連絡用ツールだとか適当な説明で、何かをインストールされた。そのときに致死性のマルウェアも仕込まれたらしい。
エブリンへの仕打ちといい、ヴードゥー・ボーイズの流儀は気に入らない。
とはいえママン・ブリジットに会わないことには話が進みそうにない。
なぜチップを手に入れようとしていたのか、どうにか聞き出す必要がある。
仕返しの方法は考えておくとして、ママン・ブリジットのもとへ。
ネットの深層に繋がるため「オルト」との接触が、ヴードゥー・ボーイズの目的であったと語る。オルトはネットの深層で強力な力を有しており、接触するためにシルヴァーハンドの記憶を接点にするという企てだったらしい。
オルト・カニンガムは、世界ではじめてデジタルゴーストになった女性だ。
正確には、人格をデジタルゴースト化させて身体から抜き出す技術「ソウルキラー」の開発者であり、最初の被検体でもある。
さらには、ジョニー・シルヴァーハンドの恋人でもあった。
融合し始めてしまっている人格を切り離す方法もオルトに尋ねるしかないが、会うにもネットの深くへ潜るしかないそうで氷風呂へ。
高負荷で電脳が発熱するためだそうな。
なるほど氷風呂を見かけることがあったのはそのためかと納得。
生きてネットの壁を越える歴史的瞬間を経て、オルトに会う。
おれが話す、とシルヴァーハンドは「"V"を助けてくれ」と頭を下げる。
ちょっとオレ様でワガママだが、そう悪いやつではなさそうだ。
ところが、オルトにも融合を始めた人格を切り離すことはできないらしい。デジタルゴーストにして切り離し、ヴァレリーだけを肉体に戻すという代替案が出されるが、それは「神輿」でしか行えないという。
巨大企業アラサカがデジタルゴーストを集積している場所が「神輿」だ。
オルトをしても侵入できない防壁を有するサイバースペースらしい。
ジョニー・シルヴァーハンドが言う。
「おれたちが行く」
おれたち。つまり、ジョニーとヴァレリーだ。
物理的に侵入してオルトを「神輿」へ迎えられるようにするというわけだ。
どうにか段取りが決まったところで、ネットの深層から現実世界へ。
予定通りオルトへコンタクトできたと知るママン・ブリジットの湛える笑みを見て、ヴードゥー・ボーイズの流儀に従うことに決めた。
ママン・ブリジットの頭を吹き飛ばし、アジトごと焼き払って外に出る。
と、以前にもあった拒絶反応の、さらに強烈な発作。
ジョニー・シルヴァーハンドが手を差し伸べてくれる。
タバコを吸いながら彼が言う。
アラサカが「神輿」を用意して計画しているのは、魂の搾取だ。
それだけは、どうしても許せない。
まだ、ジョニーが本人であったころ。
すでにデジタルゴーストになっていたオルトから連絡があったという。
アラサカの「神輿」にいる、と。
だから、小型の核爆弾を手に入れてアラサカ本社を吹き飛ばすことにした。
ただのテロではなかったのだ。
すべては恋人を救うため。あるいは、魂の救済か。
なんだ、いいやつじゃん。
ジョニー・シルヴァーハンドと仲良くなれそうな予感がしつつ、次回へ。