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Slow life in the Western.
殺伐とすることもあるのは、西部開拓時代という背景から仕方がない。
脈絡なく、見知らぬプレイヤーに頭を吹き飛ばされることもある。
わざわざゲームで通り魔してゆく輩は想像以上に多く、よほど腹に据えかねる日々を過ごしているひとがいるのだと心配になる。
いっそ似たようなことは出来るので、平穏をもとめて「どうぶつの森」でもプレイする方が精神衛生上よろしいのではないかとさえ思える。
「Red Dead Online」でも釣りは出来るが、このベニザケを釣り上げた瞬間にも背後から撃ち殺される可能性がある。
なにが楽しいのか知れないが、脈絡もなく釣りをしている相手へ平然と銃を向けるサイコパスに構ったとて面倒しかない。最近は早々に別セッションへ移るようにしているが、移ったとて別のサイコパスがいないとも限らない。
※RDOはP2Pで端末同士が接続している方式らしく、ログインし直せば同じプレイヤーと出会う可能性は限りなくゼロに近い仕組みではある。
競いたいタイプの方向けには、その手のコンテンツも用意されている。
限られたエリアで生き残りを賭けて撃ち合うような、まさにゲーム性の強いものだ。が、「そこでは勝てない」や「上位になれない」という中途半端な欲求を満たすべく襲ってくるのか、動機の知れない厄介なプレイヤーは思う以上にいる。粘着で、ただ追いかけてきては何度も襲ってくるのだ。純粋に楽しみたいなら、間違いなく相手にしない方が賢い。
ちなみにプレイヤー同士は、殺伐とする関係だけではなく、すれ違い様に「あいさつ」をかわすこともできる。以前いきなり背後から撃たれたときに颯爽と現れた別プレイヤーが助太刀してくれて「帽子の先をはじく」のジェスチャーを残して去っていったときなどは正直シビれた。
このゲームを出している「ROCKSTAR」というメイカーはプレイヤー同士を争わせる系のゲームが得意なようで、好むプレイヤーの中には徒党を組んで襲ってくるような輩もいる。ただ、あくまで傾向というだけで、誰も彼もが撃ち合いをしたいわけでもない。
牧歌的に、のんびりと楽しむ、が出来ないわけではない。
ほかプレイヤーから「攻撃されないようにする」安全策もあるので、その点だけでプレイを躊躇うようであれば少しもったいない。
かれこれ212時間ほどプレイしているが、追い回されて苦汁を呑んだのは数時間もない。所詮はオンライン、つっかかるだけ時間のムダだ。
するべきコンテンツは、そもそも撃ち合い以外にも豊富にある。
新しく追加された職業の「自然探究家」は、かなり忙しい。
野生動物のサンプルを採取し、自然愛護家のハリエット女史へ届けるという課題をこなすもので、殺した動物からはサンプルを採取できないという制約もある。威力の低いライフルで、さらには鎮静弾(麻酔弾のようなもの)を使って野生動物を眠らせてサンプルを採取する。
注射器のようなもので採取しているので、血液サンプルなのだろうか。
詳しくはわからないが、とにかく野生動物から採取したサンプルをハリエット女史に買い取ってもらうという生業だ。
そこいらにいる野生動物のほかに、特定条件でしか見つからない「伝説の」という曰くつきの動物もいて、サンプル採取で得られる経験値も高く、買い取りの価格も高くなる。
職業で得た経験値によって、職業のランクが上がる。
ほかの職業では手に入らないアイテムやコスチューム、馬などが手に入る様になる。職業ごとに「髭」や「髪型」のバリエーションも増える。
「自然探究家」のランク10から選べる髪型に変えたところ、パッと見がアインシュタインのようになってしまったが、これはこれで気に入っている。
気に入りといえば、キャンプで犬を飼い始めた。
Ginoと名付けて可愛がっている。
殺伐とした開拓時代も、やりようでスローライフというわけだ。