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【Cyberpunk2077】アップルシードの子どもなのかも?

こと日本では、大友克洋さんの『AKIRA』が始祖になるのかな?
ウィリアム・ギブスン的なサイバーパンクを正統とするなら後継は『攻殻機動隊』になるかもですが、士郎正宗さんと言えば『アップルシード』です。

こちらも立派にサイバーパンクしてると思うんだけど、物語が対テロ中心のドンパチなので、ちょっとイメージは違っちゃうのかな。
そもそもサイバーパンクという言葉の生みの親になるブルース・ベスキ氏が作中で書いているのも不良のハッカーってだけで、べつに脳へプラグを挿したりもしませんし、ギブスンが広めた”それっぽいやつ”ってだけなのにね。

ちなみにブルース・ベスキ氏の『Cyberpunk』はご本人が全文を公開してるので誰でも読めちゃう。

さておき。
たとえば『Cyberpunk2077』の景色なんて、ふと『アップルシード』の舞台になっているオリュンポスを思い出しちゃう瞬間がありました。

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Cyberpunk2077の世界観は士郎正宗さんの初期作品にある雰囲気も色濃くて大好きなんですが、とくにNetflixで配信が始まった『サイバーパンク: エッジランナーズ』では濃縮されていて、ジャパニメーション化することで逆輸入みたいに”日本的サイバーパンク”が際立っている気がします。

未プレイの方なのか「専門用語の説明なさすぎ」みたいな感想もみかけましたが、SF作品に出てくる用語なんてニュアンスで呑み込むもの。
そりゃまあ、サンデヴィスタンなんて名前だけで加速装置だと思えってのはハードルが高いでしょうけど、そのくらいは汲めないとパディントンが帽子からマーマレードサンドを出すのも意味わからんでしょうね。
下向きの矢印を見ながら階段を上ってくるようなのもいるので、そういうの相手にも等しく伝えるってほうが無理難題。

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見りゃわかるじゃん、が通じないのは共通言語がないよりも溝が深そう。
そのくらいには観るひとを選ぶのかな。
まあ、そりゃ何でもそうか。
いっそ観てハマれば、ゲームもプレイしたくなっちゃうんじゃないかな。

さんざ遊んで全てのエンディングをクリアした身としては、先祖返りなのか古き良き日本のサイバーパンクを引っぱり出してきたくなりました。
知らないところで芽吹いて育ってリンゴがなることだってあるのかもね。
開発チームに士郎正宗フリークがいると想像しながら、またプレイしよう。
あたらしい景色が見つかるかもしれないので。

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