【勝利の女神:NIKKE】ぼちぼち勝手な副読本的視点で考察してみる試み:03
懲りずに『勝利の女神:NIKKE』です。
なんとなく説明されている情報から、まだ語られていない部分について好き勝手に考察してみようってなnoteの3回めです。
ここまで、こちらマガジンに格納しております。
チャプター9まで終えたところで、なんだかもう大外しだったのが判明したところを中心に答え合わせというか軌道修正というか。
『勝利の女神:NIKKE』は、各チャプターごと用意されているマップを進みながら敵を倒していくとストーリーが開放されるんですが、ときどき「遺失物」なるものを拾うことがあります。
そのひとつに、こんなものが。
「NIKKE」たちは言葉のとおり元人間だったっていう、ね。
ひねりなし、そのまんま。
脳を寄付ってパワーワードも甚だしいですが。
この”ゴッデス”っていうのが最初期のNIKKE部隊らしく、のちにピルグリムと呼ばれるNIKKEたちも、この所属だったみたいです。
なかで「ラプンツェル」という個体が語るには、未知の敵に蹂躙される中で唯一対抗できる存在であるNIKKEとなる適合者として見出されたのだとか。
このほか、まだ人間だったころに病院へと運ばれてきた患者たちを企業へと裏で流していたNIKKEなんてトンデモなのまでいたりします。
そんな話まで語られるというのも、つまりNIKKEが「元人間としての記憶を残してこそ」なわけですが..このあたりに少しキナ臭い設定がありまして。
それが、NIKKEに記憶の初期化なども行うことができる仕組み。
直訳は人間を保護するための神経移植機械、正式名称で”NIMPH”です。
ちょっと端折りますが、シナプスを制御するナノマシン群らしいです。
保護というよりは良いように使うためな気もしますが、この技術はNIKKEにとってもキモのようで、脳さえ無事なら再生できるとされる根幹なのかも。
バックアップしてある記憶との置換も可能らしく、NIKKEの初期化というのは、いわゆる”工場出荷状態に戻す”が近いのかも知れません。
脳内情報を1つのOSとして扱える技術だとすれば、違う脳へのクローニングさえ可能な気もしますが、そのあたりが量産型NIKKEに発展するのかな。
ゼロから脳を生み出す技術だけは確立されていないので、脳を寄付するなんて非人道的なことが推奨されたのかも。
義体との適合率が低い場合は量産型って可能性もありますが。
もう1つ、元人間なのに人間以下の扱ってのも疑問。
ロボット三原則ばりに、かなり権利がしばられているのも不思議だよね。
そのくらい強力、というのが理由だとしても人格として納得できるかは別の問題だろうし、いっそ強化されることで元人間の権利が下げられるのも納得いかない気がします。むしろ逆じゃないの?
敵対する「ヘレティック」のほうが思想としては理解できるかな。
こうなるとストーリー的にも嫌われ度ダントツであろうミシリス・インダストリーのCEO、シュエン嬢のやろうとしていることも、じつは裏表じゃないかとも思えてくるわけですが..長くなってきたので続きは次回で。