「Main stage」How long can "Bushido" as a brand be unique to Japan?
「Cyberpunk2077」はサイバーパンクの世界観そのままに未来世界を舞台としたオープンワールド型のアクションRPGである。
バッドランズ生まれ遊牧育ち、赤毛カーリーの家出娘な2代目ちゃん。
プレイ日記16回め、ハナコへ直訴するための仕込み編。
殺害された御大サブロウの追悼パレードが催されるという。
絞め殺したヨリノブ自らの旗振りで、だ。
ヨリノブに次ぐ直系のハナコも式典に参列の予定でナイトシティに滞在しているが、側付きのオダにお目通りの仲介を断られてしまう。
式典でハナコの乗る山車に細工をして、隙を突いて乗り込み真相を直訴する強行策しか手がないとなり事前の仕込みでアラサカの倉庫へ。
幾つか策を立てて夜を待つ間に、タケムラが自身の過去を語りはじめる。
彼は、チバの生まれだという。
ギブスンのスプロール・シリーズで1作目となるニューロマンサーの第1部は「千葉市憂愁(チバ・シティ・ブルーズ)」となっている。
サイバーパンクにおける知名度は、ネオ東京よりチバのほうが上だ。
貧民街で暮らし、アラサカの私兵として拾われ頭角を現して当主サブロウの側付きにまで成り上がった、生粋の叩き上げだ。
本作で選べる武器には「刀」もある。が、タケムラは手にすることがない。
ポジションとして近しいオダが忍者装束よろしく現れるのに対し、敢えてと思えるほどジャパニーズ・スタイルの演出はない。だが、立ち居振る舞いの落ち着きで「達人」らしい風情を漂わせる。
おそらくは、海外が「日本人に求める格好良さ」なのだろう。
めずらしくタケムラが「テイクアウトのピザよりオニギリがいい」などと、自分語りをするシーンもあって、この夜を待つ場面の彼は印象深い。
と、ここで2代目ちゃん(3周め)にして、はじめて語られる話を聞いた。
ジャッキー・ウェルズの人格データが、残されているという。
なるほど3周めにしてジャッキーの遺体を「病院へ送る」と選択をしたが、アラサカに接収されて人格のみデータとして保管されているらしい。
ちょっと唐突で違和感もあるが今後の伏線だろうか。
次回、まったく話が進んでいないので引き続き。