アベンジャーズは観たことがないけれど「A Starting Point」はすごいかもしれない
けっこう驚かれるシリーズです、個人的に。
「好きそうなのに」なんて言われます。が、観てないものはしょうがない。
ちなみにインディー・ジョーンズでも同じく驚かれます。
「スター・ウォーズは好きなのに?」とか言われても全く違う映画だし。
べつにジョージ・ルーカスのファンてわけじゃない。
そんなわけで、クリス・エバンスといえばヒューマン・トーチでした。
ファンタスティック・フォーのひと。
まあ、どちらにしてもヒーローだからOKということで。
彼が、友人と慈善家とともに立ち上げたこの動画サイトが、けっこういい。
アップされる動画は、政治家が自由に話をするというもの。
ただし時間は2分だけ。
いち政治家として2分で自由に語る。
何がいいの? どこがいいの?
そう思った方は「日本に同じものがあったら」と想像してみてほしい。
だれか話をしそうな政治家は思い浮かんだだろうか。
ちなみに私は、だれひとり出てこなかった。
「ASP」にはTwitterで7.2万、Instagramで14万を超えるフォロワーがいる。
ほかに味付けもない政治のみの動画サイトとしては、かなりの人数だ。
Instagramを最も利用してるのがミレニアル世代というのは世界共通だろう。近年、米選挙で投票率が最も低いのはミレニアル世代だ。
だが「ASP」では、さらに若いZ世代をターゲットにしているという。
政治家が前時代的なPRに固執するというのは万国共通で、同じく若者たちは伝統的な情報源に興味がない。
それは、そのまま世代別の投票率にも反映されている。
関心を示さない世代に政治も目を向けなかった、と言い換えてもいい。
これまで関心を示さなかった世代が、政治へ目を向け始めたとき。
たぶん、古き良き政治は終わるだろう。
だから「ASP」みたいなコンテンツは、日本に生まれない。
もう1つ、この「ASP」そのものにはコメント欄や「いいね」の機能がない。
不快なネット環境の一部になるのは嫌だった、という理由からだ。
この点も、受け入れられやすい背景かもしれない。
多少の私見も混ざるが、じつは炎上の火元にZ世代はいない気がしている。
陰湿だし、そもそもつまらないからだ。
わざわざ難癖つけて引きずりまわす真似をするのは、もっと時間にも余裕があってヒマな世代だろう。
コメントができない、というのは炎上させたいと手ぐすねを引いている層にてき面の排除手段かもしれない。
さすがヒーロー、なかなか抜け目がない。
何より「ASP」の素晴らしいところは関心を持たれていることだ。
政治談議のサイトでありながら、である。
ヒューマン・トーチが火をつけたうねりは、少しずつ大きくなっている。
たとえばD・ジョンソンとは違うアプローチで、国をまとめるという目標を持っているのだろう。
もちろんロック様が嫌いだなやつなんは世界にいない。
が、ルーク・ホブスよりスティーブ・ロジャースのほうが信用できそうだ。
政治にからむということなら、だが。
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タイトル画像は「みかバークス@USA」様からお借りしました。
アイシングクッキーと聞くとクマのシルエットを連想してしまう不思議。
ありがとうございましたm(__)m