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The path of suffering as a Naturalist.
「Red Dead Online」は西部開拓時代の終わりを舞台にするMMOゲームだ。
つい先日に大きなアップデートがあり、プレイヤーが選べる職業に「自然探究家」が追加された。
別の目的で貯めに貯めていたゴールド(延べ棒)25本をつぎ込んで職を得て、さっそく密猟者から救出した野生のオオカミを檻から出した瞬間に食い殺された瞬間が掲題画像である。
まったく、とんでもない仕事にありついたものだ。
ウェストエリザベス州にあるストロベリーは、観光地然とした長閑さのある町だ。宿を訪ねれば、大きなグリズリーの剥製に出迎えられるような、古き良き西部の風情が色濃い。「自然探究家」の物語は、ここから始まる。
その宿で、いっそグリズリーばりに叫んでいる女性がいた。
辟易とした様子で上階から降りてくる大柄な男性は、肩に大きなネコ科の野生動物を担いでいる。
大都市サンドニの市長に送る剥製のために狩った(買った?)獲物らしい。
勢いのまま叫んでいた女性が、見ていられないとばかりに目を閉じる。
男性のほうはガス・マクミランと名乗った。
めずらしい動物を狩れば、毛皮などを高値で買い取ってくれるという。
対して女性のほう、ハリエット・ダベンポートは自然保護の活動家らしい。
ハリエット女史曰く、生体標本を集め生命の神秘に迫る天命があるという。
ともすれば森の魔女のような、不思議な雰囲気があった。
協力して欲しいとの申し出を聞いているうちに妖しいクスリを嗅がされて、気がつけば森に放り出されていた。
なかなか曲者だが、近代化が進む西部開拓時代の終わりに自然保護へと目を向けるのだから一筋縄ではいかない変わり者であるのは間違いない。
というわけでハリエット女史に協力することに決めて、野生動物のサンプル採取キットを譲ってもらおうと改めて彼女を訪ねることにした。
と、なんとゴールド(延べ棒)で25本という。
密造酒醸造の小屋を買おうとコツコツ貯めて、ようやく23本と少し。
迷ったが、賞金稼ぎの仕事で足りない分を間に合わせて買うことにした。
かくして、どうにか「自然探究家」の仲間入りを果たせたわけである。
サンプルの採取は、まず目当ての動物を鎮静弾で眠らせる必要がある。
そのうち自分でも作れるようになるようだが、当面はハリエット女史から仕入れるしかない。ついでにサンプル採取だけでは終わらず、どうやら写真も撮る必要があるらしい。
というわけで新しいカメラも購入した。
「自然探究家」は、希少動物も含めた動物のサンプル採取と、密猟者に捕えられた野生動物の保護解放が主なミッションになるようだ。
とくに捕えられた野生動物は、檻をあけるまで何が出てくるかわからない。
念のため次の用意に「肉食獣の餌」も幾つか買っておくことにした。
助けるたび食い殺されるのも腑に落ちないし、かと言って襲われたから撃ち殺すのでは本末転倒である。
ちなみにハリエット女史だが、サンプル採取にあたって野生動物を見殺しにすると「自然探究家」に必要なアイテムを売ってくれなくなるらしい。
かなりクセはあるが、ソロプレイヤーには丁度いい難易度のやり込み要素である。お金が掛かるわりに儲からないので、最初に選ぶには不向きだが。
アップデートでエラーの頻度も改善されたらしく、しばらく楽しめそうだ。
「Cyberpunk2077」の発売まで数か月はどっぷり西部に浸かるとしよう。