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ゲームメイカーは作品にこそ専念すべきでサービスのプロフェッショナルである必要はない

2018年10月26日は、その年の中で最も「休まれた日」となった。
少なくともアメリカ国内では、社会人が一斉に仮病や休暇を入れたと大いに話題となった。

「RED DEAD REDEMPTION Ⅱ」というゲームが世に出た日である。

キャッチコピーは「永遠の無法者」。
西部劇然としたオープンワールドのアクションアドベンチャーゲームだ。

オープンワールドというのは、舞台となるゲーム内の世界を自由に動き回って探索や攻略できるようにデザインされたものである。
ストーリーありきの制約はゲームにつきものだが、とにかく自由度が高い。
そして、この「RED DEAD REDEMPTION Ⅱ」の世界は見飽きることがない。

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とにかく美しい。ちなみに ↑ は、実際のプレイ画面である。

が、無法者として暮らすゲームでもあるので景色そっちのけで盗んで殺すが身上となる。プレイヤー操る「アーサー・モーガン」は、それでもギャングにしては真面な人格なのだろう。もっとも彼に善行を積ませるか悪行に手を染めきるかもプレイヤー次第となるわけである。

私も、クリア回数こそ2度きりだが、とにかく遊びに遊び楽しんだ。

学生の頃こそゲームに明け暮れていたりしたが、さすがに四十を過ぎ、家族もあって、ゲームをする時間などあるはずがないと考えていた。そこまでの熱も、もうないだろうと思っていた。
ところが気がつけば、総プレイは200時間を越えて未だ楽しんでいる。

いい歳になればゲームなどに熱をあげないというのは、前時代的な思い込みだったのだ。ただ、これを二十代で同じく楽しめたかというと自信がない。
いま四十を過ぎて、だからこそ楽しめるゲームなのかもしれない。

この「RED DEAD REDEMPTION Ⅱ」には、もう1つ本編と異なる楽しみ方がある。西部劇の世界であるオープンワールドで、オンラインゲームとしても遊ぶことができるのだ。

自ら操作するキャラクターをメイクし、無法者として過ごす。
本編に同じく、善行を積むか悪行に手を染めるかはプレイヤー次第となる。

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オンラインだからとグラフィックのクオリティが下がることもなく、同じく見知らぬプレイヤーと共闘することもできる。

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ようやくと本題だが、このオンラインゲームで最も目にするのがタイトルに配した画像だ。一目瞭然、誰が見てもエラーの表示画面である。

オンラインゲームの「接続が切れる」、つまり「落ちた」状態である。
見知らぬプレイヤーと共闘の最中であろうが、レアなアイテムを見つけた瞬間だろうが容赦ない。とにかく唐突に、前触れなく接続が切れるのだ。

ひどいと1時間のうち半分はプレイできない状況が続いたりする。
ゲームを起動し、ロード画面になり、そのままエラー画面の繰り返しということすらある。そんなときは、とコントローラーを片付ける。

なんというか、そういうゲームなのだと思えば、あきらめもつく。

そもそも本編は遊び尽くしたし、十二分に楽しませてもらった。
その上で、つながらないのと文句するのは野暮である。

ゲームメイカーは、いい作品を仕上げるのが仕事である。
おまけの運用に割くリソースがあるなら、是非とも次に注力して欲しい。

いい歳をした大人には、ゲームを嗜むにも余裕があるべきなのだ。
そのくらいで構えておくほうが「RED DEAD REDEMPTION Ⅱ」は楽しめる。

そもそも西部劇である。
引き金を引く以外はダラダラとしているくらいで丁度いい。