<今日読んだところで感じたこと;コトラーのマーケティング戦略がイチからわかる本 プロローグ>
○ コトラーの言う「マーケティング」とは?
・顧客が真に求める商品やサービスを探り、それを生み出し、その情報を顧客に届け、顧客が効果的にその商品やサービスを得られるようにする活動のすべての概念
→ お客様が何を求めているのかを調査して、求めているものを作り、それをお客様にお届けして、お客様が幸せになるための活動
・マーケティングの対象は多岐にわたる
(例)飲食、家電、ホテルやレストランのサービス、ディズニーとかの素敵な体験など・・・
○ コトラーのマーケティングコンセプト
・市場の細分化
→ 市場全体を細分化し、自分たちの商品やサービスにとって最適なところ(標的市場)を選択し、開拓していく。
→ そのためには、標的市場の「① ニーズ」「② ウォンツ」「③ デマンド」をしっかりと把握する必要がある。
・ニーズ、ウォンツ、デマンド
→ 「ニーズ」とは、人が何かを不足している状態
(例)
・衣食住(3大欲求)
→ 「ニーズ」を満たす特定のモノに向けられると「ウォンツ」になる。
(例)
・食料は「ニーズ」だが、これが焼肉や寿司などの具体的なものになると、「ウォンツ」になる
→ 「ウォンツ」を満たすために、支払い能力に裏付けられたものが「デマンド(需要)」
⇒ 購入できる人がいてはじめて「デマンド(需要)」が生じる。
(例)
移動手段は(ニーズ)になるが、ベンツやポルシェなどの具体的なものになると「ウォンツ」になる。しかし、ベンツやポルシェを買うことが出来る人がいてはじめて「デマンド」が生じる。
・まとめ
→ 自分たちの商品やサービスにとっての標的市場を見つけること
→ 標的市場にいる顧客の「ニーズ」や「ウォンツ」をしっかりと把握する
→ 「ニーズ」や「ウォンツ」を把握しても、実際にそれを購入してくれるお客様がいなければ利益を得ることができないので、「デマンド」を把握し、この「デマンド」に対応する。
⇒ お客様が求めているものを提供し、お客様だけでなく、それを販売した側(それを作る側)も幸せになる。
○ どうやって標的市場を見つけ、アプローチするのか?
・STPマーケティング(標的市場を見つける方法)
→ 市場を細かく分け(セグメンテーション;Segmentation)、標的市場を見つける(ターゲティング;Targeting)。
→ その標的市場にいる同業と差別化できる部分(ポジション;Position)を探す。
・4P(アプローチ方法)
→ どんな商品やサービス(プロダクト;Product)をいくらで売り(価格;Price)、どんなチャネルで商品やサービスを届け(販売チャネル;Place)、販売促進(広告など)はどのようにする(プロモーション;Promotion)のかを考える手法
→ 個人的には、4Pの手法よりは、① 自分のやっていきたいことや標的市場を決め、② そこにいるお客様のニーズやウォンツをしっかりと把握し、それと同等・それ以上に答えてくれる商品やサービスを作り、③ それを最適な価格で提供することで、④ お客様や自分自身が幸せになるので、お互い離れられない関係を築いていくことをしていきたい。