私的現代アイドル論14~あざとかわいいとぶりっ子の違い
前回の記事であざとかわいいとぶりっ子の違いというものを考えてみました。
あざとかわいいとぶりっ子の違い復習
この中で、ぶりっ子は1対多(対1対第三者)〔PvPvEみたいなもの〕です。自分のぶりっ子のキャラを周知したうえでツッコまれる待ちのボケだと思いますので、最終的にはかわいいとはなりにくいと思いいます。
それに対してあざとかわいいは1対1〔PvP〕で相手を自分のことを好きにさせる。そして、意図的ではなく自然に周囲に気づかれずに好意を伝える、自分にだけか?と勘違いさせる。基本的には周囲に気づかれてはだめなので、キャラとしたら、周りからあざとかわいいとは認定されない。公になったら、もうぶりっ子への橋はかかっている状態です。
では、それぞれの実例を出してみます。
ぶりっ子case1 嗣永桃子
説明不要の伝説の一般人。2017年に引退した元Berryz工房、元カントリーガールズ、元buono!のメンバーです。多くに人にとっては「ももち」の愛称で知られています。ハロヲタからは「嗣永プロ」と呼ばれています(本人は嫌がっていたそうです)。
参考動画 Buono!you tube 公式チャンネルより
パフォーマンスはこちらなどを見てもらうとして、キャラは明らかに、ボケです。ボケという意識はないわけないですね。「私可愛いでしょ?」を押し通す。自分を徹底的に上げる。
おそらくぶりっ子=嗣永桃子のイメージがあると思います。
ほかにぶりっ子キャラは、稲場愛香もいます。
あざとかわいいcase 2宮崎由加
ハロプロでのあざとかわいいの源流、もしくは私が調べた限りアイドル界のあざとかわいいの本家でしょう。
宮崎由加は元ハロプロのJUICE=JUICEの初代リーダーです。
私と同じ石川県出身で、いしかわ観光大使です。この人があざとかわいいといわれたのは少なくともJUICE=JUICEの楽曲『Girls Be Ambitious』2013年2月25日において「いわれ続けているあざかわを返上!」という歌詞があるので、このころすでに宮崎由加は「あざかわ(=あざとかわいい)」と呼ばれていて歌詞にも入っているということです。のちに同じ曲『Girls Be Ambitious』(メンバーの入れ替わりに応じで歌詞が変わってきています)においてあざかわを肯定しています。
宮崎由加が写真集を出したタイミングでライブがあった時に、ライブ開始前のグッズ販売コーナーの自分の写真集のところに立って、オタク一人ひとりにゆかにゃおススメぺ-ジを示して写真集を買わせていた。恐ろしいマーケッティングです。
ハロプロにはあざとかわいいの本流が流れているのです。今だと、西田汐里、伊勢鈴蘭など後輩につながっています。