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刺激を求めてサロンに入るの。

日下公人『すぐに未来予測ができるようになる62の法則』を読んでいます。

食べることも、着ることも満たされて、暇な時間もたっぷりある。
そうなった時に、人が最終的に行き着く快楽は何か。

それは、寄り集まって会話を楽しみ、知的刺激を交換し、情感を共有し合うこと、すなわち、サロンであると筆者は主張します。
これからの日本ではどんどんそんな欲求が高まるだろうし、おのずとビジネスチャンスもうまれるだろう、と。

筆者がこれを書いたのは2002年
2020年現在、世の中ではオンラインサロンが広がっています。
筆者の未来予測、当たってますね。

サロンに欠けてはならない何よりのものは、知的情報であり、知的刺激であり、知的興奮である
そのため、サロンのメンバーが固定してしまうのは、サロンの危機である。話題がひとわたり出つくし、それぞれの趣味や知的レベルの見当がつくと、どうしても知的雰囲気は停滞する。そこで多方面からゲストを呼ぶことが不可欠の要素となる。 (P.91)

サロンメンバーが求めるのは、何より情報、刺激、興奮。
メンバーは新鮮な話題や視点を求めているのであり、そこからうまれる”連想”や、サロン内でのコミュニケーションに知的な喜びを見出します。
いつも同じ話題、同じ視点では、メンバーは飽きてしまいます。

サロンを活性化させ、メンバーを満足させる道は、たぶん2つ。

サロンオーナー自身が日々多様な経験を積み、たくさんのインプットを行う + それをメンバーに"話題"として提供する。
②多方面からゲストを呼び、その人に”話題”を提供してもらう。

①は、めちゃくちゃしんどそう。
メンバーは、自分がまだ見たことがないもの、体験したことがないもの、考えたことがないものを”刺激”として求めています。
そんな彼らが満足できるような、彼らにとって”刺激”になるような経験を日々積んで、それを”話題”として提供し続けることは、なかなかハードそうです。日々チャレンジ。②のゲストを呼ぶやり方の方が簡単そうですね。

私は現在、キングコングの西野亮廣さんのオンラインサロンに入っていますが、毎日西野さんが提供してくれる”話題”に飽きることなく楽しめています。絵本の話、映画の話、広告の話、マーケティングの話、ビジネスモデルの話・・・。日々多様な話題が提供されていて、刺激的です。

あのサロンが面白く、多くの人が参加するのは、西野さんが日々チャレンジな生き方を実践し、それを”話題”として提供してくれていて、刺激になるからなんでしょうかね。


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