男女平等の意味 - 個々の強みを活かすマネジメントを
管理職として男女のメンバーを持つ
仕事でチームマネジメントならびに、ピープルマネジメントを担って10年ほど経っています。スポーツチームでコーチングや監督などをやってきたことも含めれば、15年以上の間担ってきました。
男女平等マネジメントの風潮
昨今は男女を平等に扱うことがチームマネジメント、ピープルマネジメントを行うにあたって当たり前のように言われます。
背景のひとつとして男女雇用機会均等法というものがあります。
男女雇用機会均等法は、主に雇用の機会において差別しないことを目的とした法律。歴史としては1986年に施行さているようなので、もう40年近い歴史を持つものです。
この法律においては、募集や採用だけでなく、配置や昇進、研修や福利厚生、退職や解雇の際に性別を理由にした差別が禁止されています。
結婚や妊娠、出産を理由にした解雇や減給などの扱いも違反とされます。
これは女性の社会進出や社会的な立ち位置を守るという観点もありますが、文字通り「男女」の「雇用機会の均等」なので、男性に対しても機会が広げやすくなったと考えられます。
蛇足ですが、私が小さい頃は「看護婦」と言っていましたが、最近は「看護師」ですね。「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」と名称を変えたことが主なトリガーですが、流れとしては男女雇用機会均等法からの男女平等の流れを汲んだものとされています。
男性だから、、女性だから、、と扱いを変えてはいけませんというのが原則です。
一方で、そもそも男女で能力が先天的に違う
とはいえ、男女はそもそも「男性」と「女性」なのです。いくら雇用機会を均等にしましょうと言っても、「男性」と「女性」がそこにいて、言葉で区別されているようにそこには「違いがある」ことは会社も自分も受け入れる必要があります。
女性は妊娠、出産することができます。男性はできません。これは生物として自明です。
重たいものを持たせたら一般的には男性の方が重いものを持てます。女性の方が一般的には力が弱いです。平均身長も男性の上が高く、女性の方が低いです。これらも定量的なデータがあるので自明です。
他にも、男性脳が問題解決型であるのに対して、女性脳は共感型だとか、男性が空間把握能力が高いのに対して、女性は言語化能力が高いだとか、どこまで立証されているかはともかくとして調べれば性別による差の傾向の情報はたくさん出てきます。
一概には言えない、男女とかなくみんな違う
でも、男性の平均よりも背の高い女性もいます。鍛えたゆえに、パワーのある女性もいるでしょう。頭の使い方や性格は男女で傾向があるかもしれませんが、人それぞれです。
個々の強みを活かすマネジメントを
結局マネジメントを行うにあたって大事なのは、男性も女性もなく個々の強みを活かした仕事の采配を行うこと。逆に働く側からすれば男性も女性もなく各々が職業や働き方を選択しやすいこと、これが男女平等の意味なのではないかと思います。
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