忘れていいメモ、ダメなメモ
最近本当によくメモをとるようになりました。
年齢を重ねるごとにすぐに忘れてしまうから…というのもありますし、そんな頭で覚えきれないくらいの仕事を処理する必要があるという状況などからです。
メモ術はさまざまな書籍を参考にします。
有名なところでは0秒思考とか、A4 1枚思考など。
特に私はその道を追求しているプロではないため、あくまで私見ですが、メモを取るといっても大きく2種類あるように思っています。
それは「自分の脳の代わりに覚えておいてもらうメモ」と「自分の脳に記憶をさせるためのメモ」です。
前者は、例えば今夜のおかずの買い物リストや、今後の仕事のタスクリスト、行ってみたいところリスト、、などでしょうか。一度書いたら、その瞬間に忘れていいものです。頭で全部覚えきれないから、脳内メモリの代わりになってもらうためのもの。
逆に後者は、勉強をした教科書の内容や、講義の内容の書き取りなどです。メモというよりは、「ノート」にイメージは近いかもしれません。これは情報を頭に記憶として定着させるためのものです。
前者は簡単です。とにかくなんでもかんでもメモして、メモした瞬間に忘れてしまってもいいから。今その瞬間を乗り切れればいいやつです。買い物する時もそれを見ながらすればいいわけで、最後まで覚える必要はありません。
しかし、後者を同じノリでとると一向に知識量が増えず、応用も効きません。テキストを読んだり、講義を聞いたりしてなんとなく大事そうだと思ったところをメモするだけだと、その瞬間に忘れてしまい、目的を果たしてないですよね。往々にしてノートにメモをたくさんとって、すごい勉強した気になったりもしますが、その状態です。
もちろん全てを記憶することはできないでしょうが、いかに普段から引き出しとして使えるように脳内にインプットできるかがポイントになるはず。しかし、これが難しい。。
記憶術についてもプロというわけではないので、これまた私見ですが、やはり頭に記憶として定着させるには何度も反復するしかないと思ってます。これは、ノートにメモとして書いたことを何度か見直すようなことです。
加えて、電子でメモを残すと記憶になりにくい気がしています。例えばワードやメモ帳アプリなどに残そうと思ったら、どうしてもどうフォルダ整理しようとか、インデントをどうしようとか、見栄えや整理の仕方に意識が向いてしまったりして、書いているものそのものに対しての集中力が欠けがちになってしまいます。
また、タイピングだと直感的な整理に不向きとも感じていて、感じたことや考えたことなどを図示してさっと残したりすることが難しいです。
また、記憶にも残りにくいように思います。昔、小学校の頃に学校の先生が黒板に図を書いて説明をしてくれたことなどは、図や情景そのものとして記憶をしています。それが、全ての情報が全て同じ文字面となるとそういった印象に残すための「形」として不十分な感じがします。
とはいえ、紙のノートだとかさばるのでこれまた悩みどころです。何冊も家に溜めておくのも。。棄てるのも勿体ない気がするし。。
ということで、私はGoodNotesというアプリを使って、iPad miniでApple pencilを使って書き残しています。これがかなりスラスラと普通のノートのように書けるし、残りページを気にすることなく書けるのでおススメ。
手先を動かして、脳内で浮かんだことを手書きでそのまま書き残すことで記憶するための印象を強くし、それを反復して見返すことで覚えていく。「覚える系」メモのやり方としてこれが今のところ自分の中での1番。
もし他にこんなコツあるよとかあればぜひ教えてください。
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