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本質思考トレーニング
読了 2019_04_28
満足度:★★☆
昔に読んで、記載していた感想を転載
「とりあえずやってみる」習慣はあぶない
「答えらしきもの」に飛びついてはいけない
という釣りに反応して購入。普段の思考、行動が問題の本質を捉えれていますか?という本。陥りがちなワナの紹介に加えて、その脱出方法も書かれていて分かりやすいと思う。
所感としては…
■限られた時間の中で行うこと
言ってることは納得なので、あとは実務の限られた時間で、いかに実践出来るかだろうな。
■個人と組織
上記含め、組織としていかに実践出来るか…。昔、「個人として賢いことと、組織として賢いことは全く違う」という言葉を教わったけど、それを思い出した。
あと、脳にはクセがあり、「人は分かりやすいストーリーを好む」という話があり、以下はそれに付随する話。面白いので共有します。
むしろ自信を持って「わかりやすい「原因」や「悪役」が登場する」話をする人は、あまり有益な情報を持っていないとみなしたほうが良い。
心理学者のエイモス・トベルスキーはこれを実験によって確かめた。トベルスキーは、ある訴訟についての情報を、3グループに分けた学生に提供した。
第一グループは原告の弁護士から、第二グループは被告の弁護士から、そして第三グループは両者から話を聞いた。
その結果、おもしろいこと「どちらか一方」だけからしか話を聞いていない学生の方が、自分の判断により自信を持っていたのである。
その理由は「情報が少ないほうが、自分の話の辻褄を合わせやすいから」だ。
と言うわけで、今回読んだ本はこちらでした。
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本質思考トレーニング
著:米澤 創一
日経BPマーケティング
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