『おまえは会社の看板を外した時に、何ができんのよ』 #SUNABACO アントレプレナー育成講座 (#DXあんとれ1st) を受講して
12/9(土)、SUNABACO今治にて DX人材育成講座8期・アントレプレナー教育1期の卒業制作発表会が終了しました。
月並みな感想ですが、終わってみたら本当にあっという間。
期間にすると10月末から約1ヶ月とちょっと。
1回3Hの座学が週3日、その後約2週間の卒業制作期間で、昼間の仕事との両立はかなりハードでしたが、得るものも多くありました。
(というか、得るものしかなかった)
振り返りも含めて、書き留めておこうと思います。
1.受講のきっかけ
実は、私は本講座を既に1度受講したことがあります。
前回は2021年の10月~11月。
旧DX人材育成講座第3期での受講でした。
会社主催で受講者を募ったこともあり、最終的には社長・副社長の前で卒業制作発表会が行われるという大盛況ののちに幕を閉じました。
その後、APIコースやデザインコースを受講後、約1年ほどSUNABACOの講座から少し足が遠のいておりました。
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時は過ぎて今年の9月。
全く畑違いの部署へ異動となり、慣れない環境と初めての業務に忙殺されておりました。
そんな中、10月からDX人材育成講座がアントレプレナー育成講座にリニューアルされて開催されることをなかまこさんのポストで知る。
一度受講したことがあるのでもう受講しなくてもいいかなという気持ちと、知識のアップデートも含めてそろそろ受講しなおしたい気持ち。
2つの気持ちが葛藤する中、再受講を決めたのはX上でのこんなやり取りでした。
①迷った末に受講を決めたKitaさんにリアクションする私
↓↓↓
②煽られる
↓↓↓
③受講決定
Kitaさんは私の元上司。
X上でパワハラまがいの圧と煽りを受け、しぶしぶ(ノリで)受講することになったのでした。。。
というの冗談ですが、
間違いなく私よりも多忙で責任の大きい仕事をされているKitaさんや、X上のSUNABACO関係者の皆さんが次々とチャレンジしている姿を見て、忙しいなどと言ってられないなーと。
私は元々良くも悪くも周りの影響を受けやすい人間だと自覚しています。
そして、何もしなければ易きに流れる怠惰な人間であることも。
だからこそX上で繋がっている、学ぶモチベーションが高い猛者たちが集まるこのタイミングでの受講は、過去の経験からも自分にとってプラスになると考えました。
身銭を切ってでも、この環境に飛び込まなければならない。
直感的にそう感じ、ビックウェーブに乗って受講を決めたのでした。
2.座学
座学は2年前の1度目の受講の際に習った内容に加えて、ChatGPTの使い方、活用方法など、内容が大きく更新されていました。
頭でっかちな知識の習得だけでなく、実践を見据えたカリキュラム設計になっており、腹落ちしたうえで受講後にすぐに試したくなる、そんな講座でした。
講義の中でいくつもなるほどーと思うところはありましたが、今後中堅社員としてさらに周りを巻き込みながら仕事を進めていく必要がある中で、
EBPM(Evidence Based Policy Making:エビデンスに基づく意思決定)と、関係者に気持ちよく動いてもらうためのアプローチ(定性的な調査・分析、関係者への共感)の両立は、今後の私の課題だと思いました。
本当は毎回リアタイでメンバーの皆さんとチャットしながらワイワイ受講したかったのが本音ですが、仕事が忙しくなかなかそうはいかず。
唯一悔いが残ったとすれば、ここです。リアタイ受講に勝るものなし。
毎日の仕事と講座のアーカイブに追われながら、本当にあっという間に時間が過ぎていきました。
3.卒業制作期間
卒業制作期間は2週間。
取り組むテーマが決まってからは、ぼんやりプロダクト(解決策)の方向性が浮かんだのでなんやかんやでPMをすることに。
過去に見たことがある解決策ではあったものの、仕事やその他の兼ね合いもあり、個人的にはなかなか手が動かせなくて苦しい日々でした。
ただ、メンバーにはめちゃくちゃ恵まれました。
ユーザー兼インタビュアーとして現場の声をたくさん拾ってきてくれる八代市役所の垣田さん。
使ってもらえるプロダクトになったのは、垣田さんの細やかなインタビューがあってこそ。
毎回ミーティングの議事を分かりやすくまとめてくれて、率直なフィードバックをくれる今治市の重見さん。
私はメモをまとめるのが苦手なので、とても助かりました。
そしてプログラマーのゆいさん。
毎日遅くまで仕事をされててかなり忙しそうだったのに、当然のように夜23時からZoomに入ってくれた時は正直めちゃくちゃ嬉しかった。
ゆいさんは影の実力者で、私が詰まっていた機能の実装をさらりとやってのけてくれて、本当に頼りになりました。
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そんなこんなでメンバーの皆さんの頑張りがありまして、2週間という短期間でチームCのプロダクト「分類おしえるくん」が誕生したのでした。
4.卒業制作発表
卒業制作発表会は全24チームで3ブロックに分かれて予選を行い、その後各ブロック上位2チームが本選に出場できる形式。
正直なところ、予選は自分たちの発表準備で精いっぱいで、ほかのチームの発表を見る余裕はありませんでした。
結果的には、本選進出!
チームメンバーと大いに喜ぶことができ、PMとしての多少は役割を果たせたかなとほっとしました。
そして、午後からは本選。
本選の結果は、3位以内に入れず。
でも、あまり悔しくはなかった。
というのも、設定した課題に対して一定の成果が出せるプロダクトになったこと、本選でPMとしてメンバーの頑張りをちゃんと伝えられたこと。
そして何より、上位チームのプロダクトが素晴らしすぎたこと。
優勝チームのツネさんがポストされていた本選に向けた裏話などを見ると、みやさん、きたざわさんが発信している通り、発表会を文字通り「講座で学んだことの発表会」として受け止めていた時点で勝敗は決していたんだなーと感じました。
5.終わりに
『おまえは会社の看板を外した時に、何ができんのよ』
卒業制作期間に入り、一番自問自答した言葉です。
転職もしたことがない、地方のJTCメーカーで純粋培養された自分が、全く初めてのメンバーとどれだけやれるのか。
SUNABACOの卒業制作は、会社の看板を外して、目の前の課題解決に向けてどれだけ貢献できるのかを問われる場だと自分では思っています。
そういった意味では、今回一定の成果とほんの少しの自信を得ることができました。
またそれ以上に、より高いレベルのチームの取り組みに触れ、自分がまだまだ成長できる伸びしろが大いにあるとも感じました。
このような気づきが得られたのも、自ら社外にでてチャレンジをすることを決めたからこそ。
そして、多種多様なメンバーとチームを組み、卒業制作を行う中で自分のいい所、足りないところが見えたからこそ。
これからも学び続けます!
当初想定していたよりも長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。