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言葉にすると嘘くさくなって
言葉にすると嘘くさくなって
形にするとあやふやになって
丁度のものはひとつもなくて
不甲斐ないや
今まであまりドラマを観てこない人生だった。
辛うじて思い出せるのは『逃げるは恥だが役に立つ』くらいで、それ以前となると、小学生のときに観た『野ブタ。をプロデュース』まで遡る。
さっき調べたら放送開始が2005年で、19年前のドラマだった。信じられない。
ただ、今年は『アンメット』をリアルタイムで追っていたり、ここ最近は『アンナチュラル』と『MIU404』に大ハマりしていて、国内ドラマブームがにわかに起きはじめている。
おそらく今、公開されている『ラストマイル』を瞬間最大風速で楽しめる数少ない人物だと思うので、本当に楽しみではあるのだけど、今からロスが怖くてしかたがない。
誰かオススメのドラマ教えてください。
そんな大ハマりしているドラマたちで、ことごとく主題歌を担当しているのが米津玄師。
神がかったタイミングでかかる「Lemon」や「感電」のことを、世間から周回遅れで大好きになっている。
最初に米津玄師を知ったのは、「ハチ」名義で投稿していたボーカロイド楽曲がきっかけだった。
中毒性のある音楽と、意味深な単語がちりばめられた歌詞が、あの頃のニコニコ動画を大いに盛り上げていたのも記憶に新しい。
どちらかというと「Persona Alice」や「WORLD’S END UMBRELLA」など、ストーリー性があって、ファンタジーな世界観に沿って並べられた歌詞で描かれた楽曲が好きだった。
そんな彼がメジャーデビュー前に「米津玄師」名義で出した最初のアルバム『diorama』に収録されていたのが「vivi」という楽曲。
どこか不安になるギターの響き、退廃した世界観、そしてアイロニーに満ちた言葉たちが、米津玄師の手によって綺麗に一曲にしまわれている。
少し寂しげで別れを感じさせる歌詞は、ずっと米津玄師を好きな原点となっていて、だからこそ、この曲が今でもいちばん好きな曲。
いや「Lemon」も「感電」も捨てがたい。
個人的に「アンナチュラル」は7話、「MIU404」は6話が良かった。野木亜紀子さん恐るべし。
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