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R.I.P.Clark Kent(+イベント・レポ)/Mary J. Blige「You Ain’t The Only One」

先月25日に行われた『オルタナティヴR&Bディスクガイド』の刊行イベント「It’s All About R&B! Powered by R&B Lovers Club」のレポートがSpincoasterさんに掲載されました!

まさかこんなにボリュームたっぷりの記事になるとは思ってもおらず、本当に感激しております。ただ単に「こういうイベントがありましたよ〜」くらいかと思ってました(すみません💦)。ほぼ書き起こし!!!大変な労力だったとお察しします😭Spincoasterさん、ライターの保坂さん、本当にありがとうございます。感謝感謝です!

けどこれを読むと四者四様に色々話してて面白いですね。本当に良い思い出になりました。
改めてまして、お越しくださった皆様、ありがとうございました!

『オルタナティヴR&Bディスクガイド』といえば、海外の方が手に取ってくださったというツイートが!大感激!😭


話はガラリと変わりますが、ここにきてまたまた悲しい報せが……。
10月24日にDJ/プロデューサーのクラーク・ケントが亡くなったとのこと。
3年間癌闘病していたそうで……。58歳、若すぎますよね。心よりご冥福をお祈りいたします。

クラーク・ケントといえば、ジェイ・Z feat.ノトリアスB.I.G.「Brooklyn’s Finest」、ノトリアスB.I.G.「Sky’s The Limit」、ラキム「Guess Who’s Back」などなど、数々のプロデュース/リミックス・ワークがありますが、個人的にはジュニア・マフィア「Player’s Anthem」が一番思い入れ強いかなー。

Junior M.A.F.I.A. / Players’s Anthem
今聴いても当時の空気がプンプン漂ってきますね。
サークルの思い出ソングみたいので、ビギーの曲を選ばずビギーの舎弟のこの曲を選んだ記憶。
インスタのストーリーでこの曲をアップしたら反響がすごいあって、やっぱりみんな好きなんだなぁと思ったりしました。
Jazzy Sport社長のマサヤくんはモンゴルでDJしたときにかけたそうです笑。
もちろん「I Need You Tonight」もマスト! 

Junior M.A.F.I.A. / I Need You Tonight feat. Aaliyah
シングルではアリーヤが、アルバムではフェイス・エヴァンスが歌ってますよ。

Troop / Spread My Wings(Clark Kent Super Mix)
あとはやっぱりこの曲。R&B好きなら外せないですよねー。マストofマスト。

HIP HOP JUNKIEEESさんという方のnoteにすごい詳しいクラーク・ケントworksが載っていて読んでいたら、うちにもあれもこれもあるなーと思ってディギン・イン・ザ・レコ棚。すっかり忘れていたものばかりで色々懐かしく聴きました。
てか、こちらのnoteに載ってるR&Bの12インチはほぼ全部買っていたと思う。我ながらどんな女子大生だよ!と思ってしまいました。まぁこうやって思い出話書けるから良し。けど引越しの際に大量に売っちゃったのよね……。

Ladae! / Party 2 Nite feat. Grand Puba(Ghetto Flava Remix)
中でも好きなのはこれかなー。94年にポリドールからデビューした男性4人組グループ。96年にモータウンに移籍してアル・B・シュアがプロデュースしたこの曲で再出発するも、アルバムはゴタゴタがあってお蔵入り。
でもって、アル・B・シュアのオリジナルはジャクソンズ「Show You The Way To Go」モロ使いでこれも最高なんですが、クラーク・ケントが手掛けたこのリミックスはグランド・プーバをフィーチャーして、よりスムースなミディアムとなっております。
ちなみに12インチには他にもラシャド・スミスやC&Cミュージック・ファクトリーによるリミックスもあり。アル・B・シュアらによるリミックスにはチャブ・ロックが参加して、スリック・リック「Children’s Story」等々をサンプリングしてます。って、もう90年代すぎて書いてて泣けてきます。

Skindeep / Everybody
ブルックリン出身の男性3人組。デ・ラ・ソウル「Ring Ring Ring」ネタでお馴染みホワットノウツ「 Help Is On The Way」使いのこの曲も大好き。同じくクラーク・ケントprod.の「No More Game feat. リル・キム」も大好き。こちらは2パック「Dear Mama」でお馴染みジョー・サンプル「In My Wildest Dreams」使い。キース・マーレイをフィーチャーしたリミックスもあり。って、もう90年代すぎて(以下略)

Skindeep / No More Games feat. Lil’ Kim

来日した時のDJプレイも見たような気がするんだけどなぁ……記憶曖昧。ともあれ、青春時代を彩ってくれたプロデューサーが亡くなってしまったのは本当に悲しく残念でなりません。まだ若いし。
今年はコモン&ピートロック、プレミア&NAS、LLクールJ&Qティップとか、おじさんおばさん泣かせなコラボ作品がたくさんリリースされてますが、彼らヒップホップおじさん達にもずーっと頑張ってもらいたいなと改めて思ったりしました。みんな元気でいてね!


<今日の1曲>
Mary J. Blige / You Ain’t The Only One

相変わらず新譜もドカドカ出てますが、この流れで90年代からずっと活躍している私のメンターの新曲を紹介しないわけにはいきません。モダンなミディアム・ソウルとなってますが、なんていうんでしょう、誰にも辿り着けない凄みというか、圧倒的な歌ぢから、滋味深さを感じて仕方ありません。50代だからこそ出せる業。やっぱ別格だなー。決して私がメアリーを好きすぎるからってわけじゃないはず。プロデュースはエイダン・ブロディら。エイダンは最近フライデイ(Fridayy)の「Back To You」なんかも手掛けてました。
ところでメアリーは11月15日にアルバム『Gratitude』をリリース予定ですが、このアルバムで最後らしい……。フランキー・ビヴァリーが亡くなり、メアリーまで引退したら、私は本当にどうしたらいいのかわからなくなってしまうので、マジで撤回して! お願い!!!

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