極東の片隅で/Lynden David Hall「Do I Qualify(Darc Extended Remix)」

ジェーン・スーさん&高橋芳朗さんの共著『新しい出会いなんて期待できないんだから、誰かの恋観てリハビリするしかない』を読む。

タイトルからして「お、おおぅ……」となりますが、リハビリのために(笑)観るべきラブコメ映画34本についての対談&エッセイ集。1作品についてそこまで文量も多くなく紹介しているので読みやすいし、何よりお二人のコメントが的確で面白くわかりやすい。ラブコメはいいよー。ストーリーが単純明快(じゃないのもあるが)だし、前向きで幸せな気持ちになれるし。子供産む前はラブコメもよく観てたんだけど、最近はすっかり観なくなってしまったので、この本を読みつつまた色々観ていきたいと思います。

この本を読んでいたら『ラブ・アクチュアリー』が観たくなったので、早速鑑賞。クリスマスの時期に見返してはその素晴らしさに毎回打ちのめされてますが、今回観てやはり生涯No.1映画だと思った次第。恋する気持ちは首相も小学生も一緒だよね!愛に溢れまくっていてキュン死寸前ですよ!༼(ཀ д ཀ༽༽

その他、映画の詳しい解説はぜひ本を読んでいただきたいのですが、R&Bファンとしてはウェディング・シンガー役で登場し「All You Need Is Love」を歌うリンデン・デイヴィッド・ホールの姿に泣く。「UKからのディアンジェロへの回答」なんて言われていたシンガーですが、映画公開から3年後の2006年に31歳の若さで亡くなったのでした……。早すぎるでしょ、ホントに。 
で、彼の作品に「Do I Qualify」という曲があり、オリジナルもいいんだけど、「Darc Extended Remix」と銘打たれたリミックスがとにかく素晴らしく。UKらしい軽やかさと煌びやかさを備えつつ、オリジナルより切なさ&刹那さ100%増しの大傑作ミッド・ダンサー。今でも度々聴いています。亡くなってもなお、極東の片隅で自分の曲を聴いている人間がいることが、天国の彼に伝わればいいなー。

『ラブ・アクチュアリー』のリンデン・デイヴィッド・ホール登場シーン(55秒くらい)。このサプライズのシーンも超感動的。

<本日の1曲>
Lynden David Hall / Do I Qualify(Darc Extended Remix)
毎回ここでは新譜を紹介しようと思ってるんだけど、今回ばかりはこの曲を紹介しないわけにはいかないよね。百聞は一見(聴)に如かず。ぜひ聴いてみてください。
ちなみにエリック・サーモンをフィーチャーした「Def Squad Remix」なんて代物もありますよー。

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