川口本町大通りで見付けた昭和
JR川口駅東口を出ると「かわぐちキャスティ」や「川口キュポ・ラ」が建ち並び、ペデストリアンデッキからそごう川口に直接アクセスできるのは都会的な感覚です。
この記事のタイトルは「川口本町大通りで見付けた昭和」ですが、実は川口市は昭和レトロな建物や路地がそのままの形で残っており、街全体に「昭和の薫り」が立ち込めています。
川口本町大通りを東に向くと、このような景色が見えます。
昼夜問わず一般車両や路線バスが通行し、交通量の多い通りになっていますね。
ちょっと気になっている、昭和の床屋さんっぽい「おしゃれサロン クラウン」さん。
頬に泡立てたシャボンを塗って髭剃りしてくれそうなイメージです。
少し歩くと、すぐ右手に「山田屋」さんという鋳物(いもの)製品を取り扱う卸商店が見えてきます。
いつも店主が外で新聞を読んでいる姿が印象的ですよね?
お店の名前は知らなくても、この画像を見ると「あっ、あそこか!」と思う川口市民も多いでしょう。
中に入るとだるまストーブとか五右衛門風呂が普通に販売されています。
通り沿いに歩いて行くと、光ビルという築年数が50年程の歴史を感じるテナントビル(上は3DKの賃貸)があります。
調べてみると確かに1974年5月竣工と記載されていました。
ここ最近はテナントの入れ替わりも激しく、
●とりまみれ ⇒ 閉店
●たちばな書店 ⇒ 東幼書店
●炭火焼肉Jigl Jigl(ジグルジグル)⇒ 韓国家庭料理最高峰(チェゴボン)
と入れ替わりました。
覚えきれません。
更に歩いて行くと、今回の記事で最もご紹介したいお店が2軒見えて来ます。
そのうちの1軒目が、こちらのミシン屋兼ミシン修理専門店の「永瀬ミシン商会」さんです。
記憶では数年前まで営業していたのですが、ボヤボヤしているうちに閉店してしまいました。
昨日の記事でも書きましたが、川口市は未曾有の閉店ラッシュなのです。
これはまだ営業中の永瀬ミシン商会さんです。
店内に並べられていたミシンは比較的新しいタイプの電動ミシンでした。
鋳物が斜陽産業なのは理解出来ますが、年々人口が増加しインバウンドの外国人も激増する、このインターナショナルグローバルシティKawaguchiが何故閉店ラッシュなのか?
難しい分析と考察は専門家に任せるとして、先に進みましょう。
だいぶ前に貰った葉書で「20円切手を貼って・・・」というのがカワイイ♪ので掲載しておきますね。
次に見えて来るのは「ヤスユキ時計店」さんです。
正面はこのような感じで、現在も営業しています。
ヤスユキ時計店さんの歴史は古く、1917年創業で今年103年目になります。
現在の店主は2代目か3代目でしょうか?
指輪や金・プラチナなどの貴金属の買取と販売もやっているそうですが、SEIKOの時計も今やスマートウォッチに押されて苦戦続きと思われます。
こちらは夜の営業の様子です。
もう少し先に進みたいのですが、続きは次回に譲りたいと思います。
ところで、少し気になったのでミシン販売や修理専門店を調べてみたら予想通り、他の地域でも店主の高齢化による閉店・閉業が相次いでいるようです。
「街の顔」86年…ミシンの音止まる 今月閉店、江戸-昭和の珍品を市に寄贈
出典:西日本新聞
閉店しました2019!近藤ミシン、メーカーが修理を依頼するミシン修理の達人!
出典:しんゆりステージ
一般家庭ではもはやミシンは不要品なのでしょうかね?
幼い頃、お婆ちゃんの家に行くと足踏みタイプのミシンがあったことを思い出しました。
こんな感じでしたよね??
ジョナサンを左手に川口郵便局(本局)方面を眺めた景色です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。