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あなたがグーなら「チョキ」の前に立てばいい。それが戦いを略す戦略です。

自分の強みって何?という悩みを、僕は何十年も抱えながら生きていたような気がします。大学も中退で、バイトもすぐ辞めて、就職した会社でもさほど優れていた訳でもない。そんな僕が少し変わったのが、起業してからです。一切の言い訳ができない状況は、自己分析といった自分と向き合うような暇を作ってくれませんでした。売上を作らなくちゃいけないという焦燥感だけの状況が、「自分の強み」というものを無理やり捻り出してくれた様に思えます。

自分の強みは自分で作るべきという事を伝えたかったのですが、「強みの素(モト)」を「自分」で組み立て「相手」からフィードバックをもらい、「自覚」して、「自信」となり「強み」へと変わります。という意味で、最初の一手は「自分」で作るものということです。

次の二手は「他者評価」です。これがなければ強みは作られないものです。

ツイートした内容を簡単に説明します。

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この様にレンジャーには役割があります。リーダーは赤ですよね。僕の場合はデザインを作れるスキルを赤ではなく青にしているところが特徴かと思いますが、このスキルセットだけでは世間には多くいらっしゃると思います。

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次に僕の特徴です。ここまでくると被ってる人って少なくなるんじゃないでしょうか?経営者だからこそ知っている事、子供4人もいるからこそ知っている苦労や楽しさ、これらは僕だけのオリジナルな要素です。真似しようとしてもできません。

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レンジャースキルと僕を形成している要素を組み合わせる事で、僕だけが作ることができる「戦うためのデッキ」が生まれます。このデッキで現れた怪獣を倒さなくてはいけません。

<さてここからが、本題です。>


いつか現れるかもしれない悪の組織の為に、日夜訓練する〇〇レンジャー


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いつどんな悪の組織が現れるのか分からないので、とにかく武器(スキル)集めと武器磨きに精を出します。そして、いつしか訓練が目的化します。さらに自己分析したり、仲間と称え合ったりして、日々の訓練に意味を探そうとします。

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そして武器を多く持っていそうな人におすすめ武器を質問します。すると自分の武器不足感に苛まれ、不安が増し、新たな武器を集めます。いつか手に入れた武器が役立つことを信じて日々訓練を開始します。

こういう人は「累積型思考」

蓄積型の思考は極端に言うと「この努力がいつか報われるはず。。いやきっとそう!!」という思考の方が多いと思います。

「何かオススメの本はありますか?」
「面接で気をつけておいた方がいい事は?」
「ディレクターになる為にやっておいた方がいい事って?」

という質問される方もこの蓄積型思考な人が多い気がします。自分の不安感や不足感を安定、安心させる為の情報を求めている印象があります。

スキルセットを鍛える時間はあるものの「誰のために役立つの?」という思考が薄れ、技術や資格、権威者からの評価を非常に求めがちだと分析しています。この思考だけだと「修行しているしきっと大丈夫!」と思い込むしかない日々が待っています。

〇〇レンジャーは悪者が現れたから組織された集団

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悪の組織を倒すことがゴール、そこから逆算したメンバーが集まっている

〇〇レンジャーはすでに存在する悪の組織や怪獣をぶっ倒す為に組織されています。倒す相手が決まっていると、必要なスキルも逆算することで明確になります。

毎週現れる悪の軍団には、想定外の怪獣もいるでしょう。しかし今ある武器で戦うしかありません。そんな時は「創意工夫」というスキルが発動します。このスキルの発動条件は「覚悟」です。

これが逆算型の思考です。

逆算型の思考にはゴール(今回は倒すべき怪獣)があって逆算できます。怪獣の特性や強み、弱点、目的、進行ルートなどが分かるとリスクヘッジをしつつ最適解を模索できます。この思考の発端は相手です。相手から自分に向けた内向きの思考です。

相手に対して
・自分のやるべき事は?
・自分のできる事は?
・自分のやりたい事は?

これらを考えて、自分なりのデッキを作っていきます。

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ゴール設定は誰でもできます。例えばあなたがフリーランスのデザイナーだったとします。「ゴールは月商100万円」。その場合…

月に100万円の売上/利益を作るためには?
・10万円の案件を月に10本
・20万円の案件を月に5本
・50万円の案件を月に2本
・100万円の案件を月に1本
・100万円の広告費/人件費を使い200万円案件を1本

というゴールの100万円が分解出来ます。

あなたの平均制作単価が1本10万円だとしたら月に10本受注しなければいけません。では、1件受注するには何が必要でしょうか?

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あなたの受注までの導線の何を強化すれば10件受注につながりますか?

しかしリソースが…時間が足りない…
であれば、他サービスを作る、単価を20万円に上げる等の方法を考えてみましょう。相手が倍の金額を払ってもらえる状況には何が必要でしょう?相手のニーズはなんですか?あなたが今できることですか?それともまだ出来ない事ですか?

その時初めて、相手に合わせて自分のスキルセットやデッキを調整します。


あなたがグーであれば、チョキの人の前に立てばいい


「自分の強み」に対して悩んでいる多くの方は、つい万能型になろうとしている傾向が強い印象です。ジャンケンで言うなら「グー/チョキ/パー」全て出せる様になろうとしています。

となると、相性次第では負け続ける事もあるでしょう。勝った気持ちも生まれにくいでしょう。

万能型を目指してしまう大きな原因は「ゴールの解像度」の低さ。これに尽きるかと思います。

「WEBマーケティング業界を盛り上げる!!」
「フリーランスになる!!」
「売れるサイトを作る!!」

これらの抽象的な言葉ではゴールはかなりボヤけています。あなたのなし遂げたい目標は「グー/チョキ/パー」のどれでしょうか?その為にはあなたは何を手にするべきなのでしょう?

自分の強みを磨き、同時に勝てる相手の前に立つ事。この2つは間違いなく同時に考えなくてはいけません。

勝てる相手の前に立つ事で戦いを略すことが出来ます。
これを戦略と言います。


僕はせっかくする努力なら絶対報われたいです。そうしないと会社は倒産しスタッフも困ります。家族も困ります。そういった守るべきものが土台にあって夢や希望があります。であれば、戦略ってとても必要なものだと思えるのではないでしょうか。

みなさんの何かの参考になれば幸いです。

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