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価格は交渉するものではないんですよ


[週報]現在弊社では全スタッフが週報をnoteにアップする活動中で、基本的にスタッフに語ってる口調で書いてます。


僕らの仕事は課題の発見と解決策の提案


今後スタッフ全員が企画して見積もりを作成し提案できるようになるためには、「お金」について知っておいたほうがいいかと思ってる。

ナノカラーのLP制作費は単発の制作で100万円〜。大掛かりな中長期的運用まで行う取組だと500〜700万円+(改善運用費+諸費用)になる。他のLP制作会社の価格は参考程度は知っているが、僕は市場価格はあまり参考にしていない。よそはよそ。


普段スタッフみんなにいろんな言語で伝えようとしていることがある。僕らの仕事は「課題の発見と解決策の提案」ということ。

では課題って何?課題って困っているマイナスなイメージあるけど、課題は「目標達成までにしなくちゃいけない事」という定義。だから良い所を伸ばすことも課題。

ここ重要!相談されたら何でもかんでも悪いことが起きている前提で話を聞くでしょ?ちゃんと良いと悪いを判断できる材料を揃えてからじゃないと勝手に答え出しちゃいけない。
言葉や状況を、事実と願望 / 定量と定性 / 直接と因果 / 俯瞰と主観 で分解してみる方がいい。


「LPの数値が良くないんですよ」と相談された。僕らは「良いって何?」「その良いは何を根拠に?」「それは願望?目標?」と真っ先に考える。そして「良くない」を定義しなくてはいけない。だから「良い」が明確になる。自分達でちゃんと考え思考し答えを出す事を忘れない様に。


サイトを作ることが目標の企業は「サイトが無いことが問題」であり、「課題はサイトの納品」で解決する。でも僕らはそうではない。WEB通販事業の課題を解決することが納品物である。

だから、僕らはLPの長さによって費用を変えない。修正回数に制限もつけない。基本的に僕達を信じてもらった上で責任を持って遂行する。


で、ここでみんなが苦手なお金の話をする。

お金は大切。会社にとってお金はガソリン。無くなったら一瞬で止まる。みんなも給料少なくて生活が安定してなかったら困るよね。なのにみんなお金の話が苦手。見積もり出すの苦手でしょ?なぜ苦手なのかって「高いって思われたらどうしよう」的な感情なんじゃないかな?なんか否定された様な気持ちにもなるしね。

だから、もし値下げを要求されたら?を想定してその原因を考えてみよ。

まず僕らの相手は法人。当たり前だけど個人じゃない。たまに法人なのに個人感覚で決める人もいるけどそれは論外(僕らのお客さんにならないことが多い)。

で、法人は何にお金を出すのか?それは「合理的な投資」だけ。
なんだかよく分からないものには一切お金は出さない。これが基本。なので、値下げの相談をされた時は

1 相手がちゃんと課題を理解していない
2 投資額に対して合理性を感じていない
3 提供価値の裏付けが不足している
4 相手が得られるメリットがイメージできていない
5 マジでお金がない

の5つのパターンがある。


僕らの見積もり金額には「工数」「課題発見」「解決策実施」「知見あるスタッフ動員」などの費用が含まれている。そして何度も言うけど僕らの仕事は「課題の解決」、相手の要望は「合理的な投資」よね。じゃ1〜4のうち何か足りてないとこはなかったかな?と考えれば少しは見えてくる。

なんとなく算出した自分が欲しい金額を出しても、そりゃ相手は納得しないよ。

僕らの会社は他社と差別化するために「マーケティングや販売戦略を提案する制作会社」になった訳ではなくて、相手の課題に向き合おうとした結果、勝手に身につけた知識やノウハウなの。とってつけた様なお飾りではない。当たり前のことを当たり前に行なっているだけ。

だからちゃんと考え、ちゃんと伝え、それでもお金がないって言われたらその時はお断りすればいい。
無理にお願いはしない。でもお願いされる様な会社ではいたい。スタッフの皆さんよろしくお願いしますね。

※いつも僕が手書きの絵をタイトル画像にしてましたが、週報は自分の写真でアップしていきます。スタッフ以外の方にはお見苦しいですがご了承ください。

Twitter: @nanocolorkwbt

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