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新入社員研修でデザイン思考のワークショップを実施しました!
キーウォーカー デザインチーム「anemo」の君島です。今回は、新入社員向けに開催したデザイン思考ワークショップの様子をご紹介します。
今回、デザインチームでも新入社員研修を一部担当する機会をいただいたので、Design I/Oの紹介と発散と収束を体験できるデザイン思考ワークショップを実施しました。
はじめに
新入社員研修の内容を作成するにあたり、触れてもらいたいデザイン領域から考えていきました。
デザイン思考に決めた理由
デザインと聞くと真っ先に思い浮かぶビジュアルデザインだけでなく、普段あまり意識されないデザインプロセスについても学んでもらいたいという理由から、デザイン思考のワークショップを行うことに決めました。
anemoが大切にしている「人間中心」という考え方を、より実感してもらえると考えました。
研修の流れ
デザイン思考を体験し、グループワークを通して仲を深めてほしいという想いから、以下の流れで研修を行いました。
Design I/Oの紹介
デザイン思考について
ホワイトボードツールを触ってみる
テーマに沿ってデザイン思考の体験
発表・振り返り
デザインチームのことを知ってもらう目的もあったので、デザインチームの活動の一つであるDesign I/Oの紹介からはじめ、デザイン思考の体験を行い、ワークショップ全体の振り返りも行いました。
そもそもデザイン思考とは?
デザイン思考の1丁目1番地、それは「デザイナーの思考法」そのものです。
デザイン思考(デザインシンキング)は、ユーザの視点から物事を考え、解決策を見つけていくアプローチです。主にデザイナーやクリエイターが業務で利用する思考スタイルを、ビジネスに応用させた考え方を指します。
デザイン思考の5つのステップ
デザイン思考は、以下の5つのステップで構成されています。
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共感(Empathize)
定義(Define)
発想(Ideate)
試作(Prototype)
検証(Test)
今回のワークショップでは、自由な発想で多くのアイデアを出し、その中から解決策を見つけるという発想のプロセスを体験できるようにしました。
特にその中でも、アイデアを広げて発散させるフェーズと、出てきたアイデアをグループ化し、適切なものを選んで収束させるフェーズに重きを置いて実施しました。
メソッド
発散と収束を体験するために、以下の3つのメソッドを紹介しました。
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ブレインストーミング
マインドマップ
グルーピング
ブレインストーミングでは、質よりも量を出すことや楽しくアイデアを出すことを意識すると効果的だということを伝えました。
ワークショップ当日の様子
当日はグループごとに丸テーブルを囲んでディスカッションを行いました。参加者がリラックスしてアイデアを出しやすい雰囲気を作るため、各テーブルにお菓子を用意しました。
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ホワイトボードツールを触ってみる
まずはツールに慣れてもらうために、自己紹介を書くことから始めました。
メンバーの自己紹介を例として提示し、アイスブレイクにもなりました。
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リアクションやスタンプを使いながら、楽しくツールの使い方を身に付けることができました。
テーマに沿ってデザイン思考の体験
今回のテーマ設定では、アイディアを発散させて収束させるというところを重視しました。そこで、テーマはカジュアルなテーマでアイデア出しを体験してもらうために、「どうすれば(社会人として)カッコよくなれるのか」に決定しました。
実際にワークを進めていく中で、デザイン思考のメソッドを使って検討を進め、そもそも各々にとってカッコいいとは何かや、どのような要素に分解できるかなど、アイディアの具体性や粒度を深めることができました。
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ブレインストーミングを使用して様々なアイデアを出すことができ、他の人の考えに触れながら、マインドマップやグルーピングを使ってチームの意見をまとめることができました。
発表・振り返り
「知識があったり、コミュニケーション能力があったりする社会人がカッコいいので勉強が必要」や「カッコよくなるために、外見や内面、行動を磨く」など様々な意見が出ました。
最後にワークショップの感想を書いてもらう時間を設けて、振り返りを行いました。
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楽しい雰囲気でワークショップを行えたことや意見をカテゴライズするのが面白かったなど、ポジティブな感想がたくさんありました。
おわりに
今回のワークショップを通して、参加者にデザイン思考を体験してもらうことやアイデア出しに慣れてもらうことができました。カジュアルで答えのないテーマ設定のおかげで、活発な意見交換が行われ、その光景を見ることができてとても嬉しかったです。
今後も、このようなワークショップを開催し、デザイン思考の面白さを社内に広げていきたいと思います。