「居場所とは」映画マイ・インターンが沁みる
映画の再放送でみた「マイインターン」。ロバート・デ・ニーロ扮する主人公ベンが70歳のシニアインターンとして活躍する物語。主人公のベンは、リタイアしてしばらくは趣味や旅行など悠々自適な生活を送っていた。しかし、3年前に妻を亡くし、次第に「誰かに必要とされたい」と思うようになる。そして、ファッション通販サイトの会社にシニア・インターンとして応募する。そこで何事にも前向きに取りくみ、次第に職場で頼られる存在になっていく。そして、アンハサウェィ演じる年下のCEOを仕事と家庭の両面を支える存在になっていく。豊富な人生経験や会社の経験を活かしてその知恵をいかしていく姿はロールモデルにしたいなと思った。まさに、人生の先輩としてのレジェンドとして生きる姿はかっこいい。
人生は右肩上がりの直線のようにうまくすすむのは稀である。山あり谷あり、突然の出来事も多い。組織人から卒業とした年は、アフリカのケニアの地から考える機会を頂いた。ひとつの歯車としていきることについて。一つの歯車がないと時計は動かない。でもまわる方向はかえられない。今しかできない今やりたいことができる時間を先に確保してやりたいことを考えることもいい。3歳の孫が小学生になるまでの時間を共有したい。自分にとってのかけがえのない時間。元気をいっぱいもらえる時間。コロナの中での行動制限された時間もあった。多くの学びの時間になった。キャリアコンサルタント養成講座、スタートアップセミナーで学んだ起業についてイロハ。そして突然訪れた家族の介護の問題。それは突然やってくる。生活が一変する。普通に生活していたことが車イスや介護ベット。
おかげさまで夫婦は仲良い。子供たちが巣立ったおかげで夫婦それぞれの居場所が確保できたからか?(きっとそう)。会社を退職して2年4か月。今、自分の中にある気持ちは、まさに「誰かに必要とされたい」という気持ち。何かしらの「お役に立ちたい」という気持ち。シニアとしてのセカンドライフの「居場所」をつくりたいんだな、きっと。