無価値

何も生まれない
何も信じないから
何もいらないから

それは冬が迫ってきた
深い深い秋のため息の中
居場所を無くした紅葉が
足元に絡みついてくる

ガサリガサリと歩めば
風は孤独を飲み込んでいった

望むものはなかった

きみの事も私の事も
なかった事には出来ないけど

ただ終わらせるだけ

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