三部作『夜』

世迷いごとを
繰り返して
夜の狭間を往き来する
てふてふ
祭の明かりに
照らされながら
木々の住みかを舞う
結ぶ指先の
哀願
夜祭の
深々と
幻夢の明かり
続く

はしゃぐ声に
てふてふ

哀しみに にた
羽音の声を

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