私の愛した世界
闇がその色彩を増していく時
加速する産まれたばかりの奇声
誰に宛てたものでもなく
日々響き渡る空間にヒビを入れた
真っ青なこの心の行く末は
ドロドロと液状化し
コップいっぱいの愛情となるとは
誰しも予想はしなかった真実となる
最先端の恋は混沌となり
録画された体は孤立する
ルールさえ飲み込んだものの
ゆっくりと形を無くしていく
狂ったシャツを脱ごうとしても
煩悩が貼り付いて脱げないと
真夜中の鐘の音に訴えても
後の祭りだと死神は笑う
キリがない夢の中から
選ぶ言の葉がパラパラと舞う
想いを乗せたなら
重い罪が重なり果てしない
暖かい季節は色を失って
凍える季節は一面に広がる白
全てを終えた魂が答えを求めたならば
手のひらに宿る柔らかな愛と愛と愛