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宇宙(ソラ)に堕ちる

神様の手のひらから、零れたのは絶望的な希望でした。無性に無常な感性が完成されましたが、組み立てた肉体には心が無く、泣く泣く解体するしかない、悲しい人生を送りました。


流星はなんとか願いを叶えようと必死なのに、やけに落ち着いた野次馬にその道を邪魔されるのです。きっと嫉妬しているのかと思われます。嫌ですよね、あー嫌嫌。


心を握りつぶすのは、一時の恥なのです。一生ぶんの恥など、いつまで生きるか分からないので。身体を泥まみれにして、底なし沼に沈めてしまいたいと思うのは、ほんの出来心なのです。


さて、話が二転三転していますが、根本的に計算されていた構成でも何でもなく、何となくなすがままに手を動かし、頭はグルグルと宇宙(ソラ)を巡ります。堕ちていくのは私の体温。もう何もかもが懐かしく、全てに幕を下ろしてもいいかなと瞳を白くしています。


ではこのへんで、さよなら世界と宇宙(ソラ)の底。

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