犬の社会的距離を知ろう!
幸せなドッグライフを‼️
ドッグトレーナーDorGです。
さて今回は犬の社会的距離を知ろう!です。
皆さんは社会的距離という言葉をご存知でしょうか??
我々人間も無意識のうちに社会的距離を大事にしています。例えば、皆さんは毎日家族以外の方と対峙して話をする事が多いと思いますが、相手と話しをする時はいつも一定の距離を保って話してますよね??これが社会的距離です。
間違っても家族や恋人以外の方と話をする時に30cm以内まで近寄って話をする事はありませんよね??それって何故ですか?
相手が不快になるのを知っているからです。
もし貴方が知らない方に話しかけられ、30cm以内まで迫って来たらどう思いますか??
恐怖でしかないと思います。
もう1つ例を挙げると、電車の席をイメージして下さい。その電車は乗客が沢山乗っていて、貴方は座席に座っています。貴方の隣が1人分空いてたとして、その隣に知らない乗客が座って来ました。
この時貴方は恐怖や不快に思いますか??
恐らくよっぽど癖のある方でない限り不快に思う事はないと思います。
では次は乗客のいないガラガラの電車です。
座席には貴方しか座ってなくて、他の座席は全部空いてます。そして次の駅で乗客が1人だけ乗ってきて、座席には貴方しかガラガラの状態にも関わらず貴方の真横に座ってきたら貴方はどう思いますか??
もう恐怖でしかないと思います。
なので、普通は一定の距離とり空いている座席に座りますよね??
これが社会的距離です。
我々人間はこれを無意識のうちに取ってますし、相手に対しても無意識のうちに配慮しています。
この社会的距離は犬にもありますよ!というお話です。
つまり犬にも自分の空間に入って来て欲しくない領域というのが存在します。
通常家族であれば、その領域は存在せず、嫌がることはありません。
ですが、見知らぬ人にはそうは行きません。
一定の距離に近づいた時に犬に吠えられた経験はありませんか??もしくは威嚇された等。
それは犬の許されない領域に入ってしまったからです。それを知らないでどんどん犬に近寄り、噛まれる事件は日常的に起きてます。
犬にも我慢の臨界点が存在します。多くは恐怖心から来るものが多いですが、社会的距離を詰めていくと、最初は威嚇吠えだけだったものが、歯をむき出しにして吠える様になり、臨界点に達すると犬から襲ってくるものです。
これは犬の社会的距離を知らない人間側に問題があります。
当然、社会的距離や威嚇の仕方には個体差があり、必ずこうなる訳ではありません。
ギリギリまで近寄っても威嚇もせず大人しかった犬も目の前まで近寄った瞬間にガブリといく犬もおります。
このような事件で必ず飼い主さんが口にするのは、うちの子は噛むような子じゃないと言います。しかしそれは家族や近所の顔見知りに限ったりします。
犬の社会的距離の存在を知ることで、他の犬に触れる前に注意する事が出来ます。
もちろんこの社会的距離を無くすトレーニングはあります。
それが子犬期の社会化トレーニングです。
犬が小さい時にいかに色んな人や犬と触れ合わせたかで、この社会的距離は無くなります。
無くなるというのは少し語弊はあります、慣れるということです。
どうでしょうか??社会化トレーニングの大事さが少し伝わって頂けましたら幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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