DorGの子育て論
幸せなドッグライフを‼️
ドッグトレーナーDorGです。
今回はDorGの子育て論をお話します。
前提として僕が子育てのプロではない事をご理解した上で読んで下さい。
そしてここでの子育ては3歳くらいまでのお話です。犬でいう社会化期です。
僕は犬の他に、たまにではありますが、子育ての相談も受ける事があります。
子育てが得意という認識は自分ではありませんが、子供が好きで、仲良くなるのは得意かもしれません。
ここまで、ドッグトレーナーでの目線、発信を行っていますが、ドッグトレーナーになるだいぶ前のお話を初めてします。
実は実はサッカースクールのコーチをやってた時期があります。写真は2001年のものなので、僕もだいぶ若いです 笑
2歳から3歳の子達を対象に、サッカーを通して、社会化トレーニングをやってました!
今思えば、この時の経験が犬に変わっても活きているかもって思っています。
2歳3歳の子達を年間で30人程見てました。
小学校6年生までスクールもありますので、子供の数で言えば年間120人程の子達を見てました。
2歳3歳のキッズのサッカースクールではサッカーの技術なんて全く教えません 笑
サッカーは建前で、子供同士の協調性、社会性を育み、運動神経の発達と丈夫な身体づくり、そして親から離れた自立心を持たせるのが主な目的です。その後にサッカーが好きになってくれたらいいというスクールでした。
どうゆう形で子育て論を描こうと考えましたが、このキッズスクールで僕が子供達にどうゆう関わり方をしてきたのか描こうと思います。
小さなお子様がいる方は自分の子供と照らし合わせて、そしてわんちゃんともリンクする所があるので、わんちゃんを飼っている方は愛犬と照らし合わせて読んで頂けると嬉しいです。
まずキッズスクールをやる時にMyルールを設けていました。
①絶対に怒らない、叱らない
②絶対的に子供目線
これだけ自分で決めて子供達と関わろうと決めていました。
恐らく多く叱ってしまう、もしくは瞬間的に手を出してしまう方は、まずその手段を自分から排除した方が良いと思います。
叱る、叩くを除いた上で子供達とどう関わるか、考えてみましょう。
キッズスクールの始まりは子供達がスクールに来る所から始まります。
元気に『来た!』だけでも褒めます。
「○○くん、こんにちは、よく頑張って来てくれたね!」頭ポンポン 笑
子供に話しかける時は同じ目線まで姿勢を下げる。これは基本。
こんな感じで、親からすれば当たり前な事かもしれませんが、子供からすれば習い事に行くのは結構勇気がいること。
体調や感情も日々変化するので、来ただけでも十分褒めるに値します。
ちょっと話が反れますが、習い事の日に子供がぐずついて休む事になってしまった経験ありませんか??またそんな日が続いて、習い事を辞めてしまったこと。
キッズスクールにも当然おりました。
親からすれば、月謝というお金をかけて習い事に参加してる訳だから、当然スクールに行って参加して、初めて月謝を払う意味があると思ってる方多いと思いますが、それは大間違いです。
その月謝、子供や子育てに全く関係の無い問題だからです。
子供は親が払った月謝に一喜一憂する事はありません。月謝は100%親側の都合です。
そして、習い事を休む、辞めるというのは、子供に失敗経験をさせる事になります。
ではどうしましょう??
僕はキッズスクールに入部する際に、親御さんに約束をしてもらいます。
体調や都合以外で絶対に休まないで下さい!と。
もし子供がスクールに行くのを拒んだら、連絡下さいと約束しています。
子供がいつも元気にスクールに来ないのは初めから分かっているからです。
そして、親御さんから連絡が入ります。
「今日○○がサッカー行かないって泣いてます。」これはキッズスクールでは日常茶飯事です。
僕はまず子供と会話します。
「今日サッカー行きたくないんだね!?分かった、そしたらサッカーやらなくて良いから、グランドまで来てすぐ帰るってどうかな?出来る?」
子供は「うん」と泣きながら返事をします。
そして親に「○○くんグランドまで来てくれるみたいなので、連れて来て下さい。」と伝えます。
そしてグランドに来た子供に対して、よく来てくれたね!と褒めて、もう一度尋ねます。
「今日はこれで帰っていいけど、少しサッカー見ていく?」
「うん」こんな感じです。
分かりますか?つまり、出来ない子供に対しては思いっきりハードルを下げてあげます。
そして、グランドまで来るという成功体験を積ませます。
そう、今まで親御さん達は、スクールで最後までサッカーをする事が習い事としていたと思いますが、子供からすれば、僕と電話で会話する事も習い事だし、グランドまで来るだけでも習い事なんです。
なので、子供がやらないからという理由の退会は有り得ないと言う事です。
習い事だけじゃなく、子供が何かに挫けたり、失敗した時は、ハードルをめちゃくちゃ下げて成功を作ってあげる。そして褒めて終わる。
1番子供にやっちゃいけないのが、無理やり強引に習い事に行かせる事です。
何事にも当てはまりますが、強引には必ず子供は反発します。
ここでもう一つ、親が子供に絶対にやっちゃいけない事を言います。
誰かに何かを子供が貰った時、
「ほらっ、貰ったら何て言うの?
ありがとうでしょ!?」
これです。恐らく全員子供に一回は言ったことあると思います。
これは絶対にその場の子供に言ったらダメなやつです。親は恥をかきたくないから言うのかもしれませんが、子供からすれば辱めを受けていると捉えてしまうからです。
その言葉を子供に言えば言うほど、「ありがとうございます」が言えない子供になります。
不思議ですね 笑
ではどうすれば良いか??
親が「ありがとうございます」と言えば良いと思いますよ。
子供は親の言動をマネします。
いつも親が「ありがとうございます」を繰り返し言ってると、自然と子供も言える様になります。
要は結果を早く求め過ぎなんですね。
長くなってしまったので、今回はこの辺にして、まとめると、
親の都合で物事を考えないこと
3歳くらいの子育てに叱るは必要ないこと
親がとにかくお手本をみせること、子供に強制する必要はない
何か失敗したらハードルをめちゃくちゃ下げて成功させて褒めて終えること
物理的にも気持ち的にも常に子供の目線
これはわんちゃんにも通じる事です。
まさかキッズスクールが今のドッグトレーニングとリンクしているとはずっと気づきませんでした。
因みに僕のキッズスクールでは、小学校に上がるまで、退会者ゼロ。そしてどんな泣き虫で弱虫な子供もサッカーを楽しむ所まで出来ました。
その子達が成人した時、ある子からお礼の連絡を頂いた時は泣いて喜びました。
「先生のおかげで今でもサッカーやってます!」
最後まで読んで頂きありがとうございます!
何かの参考にしてみて下さい。