クリッカートレーニング(中編)
幸せなドッグライフを‼️
ドッグトレーナーDorGです。
さて今回はクリッカートレーニング中編をお伝え致します。
前編でクリッカーの音とトリーツを関連付ける方法をお伝えしました。
そちらを読んで中編を見て頂けると分かりやすいです。
(前編はこちら⤵︎ ︎)
クリッカーとトリーツの関連付けは毎回反復で行います。
少しずつ前に進める事がドッグトレーニングの基本です。
では次のセッションです。
①トリーツを犬に見せ、手の中に握ります
見せるとは匂いを嗅がせることです。
②トリーツを握りこんだ手に犬が自ら近づき、鼻先が手や指に当たった瞬間にクリッカーを鳴らし握っているトリーツを与える
犬との距離は出来るだけ近く、手は固定し動かさず、犬が自ら手に向かうまで待ちます。
③トリーツを握った手を少し右に動かし、②同様鼻先が当たったらクリッカーを鳴らしトリーツを与える
手の動かすスピードはゆっくりです。
右に動かしたらそこで固定し犬が自ら向かってくるまで待ちます。ここで上手く出来ない場合は②に戻ります。
④ ③同様左に動かします
手順は③と同じです。
⑤手を2、3回左右に動かし、その動きに合わせて犬が動き、鼻先が当たったらクリッカーを鳴らします
手の動きに合わせて犬が動くようになると、トリーツ+手+クリッカーの関連付けが完成します。
⑥上下でもやってみましょう
左右の動きが出来るようになったら上下でもやってみましょう。難易度は出来るだけ低く、成功出来る範囲で行う事が重要です。
途中で上手く行かなくなったら、前に戻る。
⑦トリーツを握ったまま歩いてみる
犬の目の前での関連付けが出来るようになったら、少し歩いて、手を追っかけさせましょう。
最初は30cmくらいから始めます。
徐々に徐々に距離を延ばして、色んな動きをしてみましょう。
何度でも言います。出来なくなったら出来る所まで戻ってやり直します。
今回はここまでです。
ドッグトレーニングの基本は、成功出来るように飼い主様がコントロールすること。
失敗の繰り返しは双方にメリットがない。
失敗しても叱らず、必ず成功でセッションを終えることです。
そして、反復です。
犬は忘れやすい動物です。前の日に出来た事も次の日には抜けてる事がよくあります。
前日の行った事を復習してから次に進みましょう。
今回のセッションで手+鼻先+クリッカー=トリーツというのを身につけました。
これが学習出来ると、トリーツを持っていなくても手で犬を誘導する事が出来るようになりますし、手の印象がすこぶる良いので、変に噛まれるリスクも軽減出来ます。
次回の後編ではクリッカーを使った実践トレーニングをお伝え致します。
最後まで読んで頂きありがとうございます‼️