犬という動物
多くの方は犬を知ってても、犬という動物がどんな動物かまでは考えません。
つまり、知らないで飼ってる方が殆ど。
当然、知らないで買ってしまうと、困ることが多数出てきます。
困ってから、考えても遅いことも多いので、少し犬という動物を考えてみましょう。
犬の歴史は物凄く古く、いろんなところで諸説があります。
ここでは、諸説よりも確かなものだけをピックアップし、気づかなかった部分だけをお伝えします。
①犬は狩猟動物である
犬はそもそも人と狩猟する動物。これだけ多くの犬種が存在するのは、それぞれの狩猟スタイルに合わせて、改良され続けたから。
決してペットとして飼う為の動物ではなかったことを覚えておいて欲しいです。
②各犬種には得意分野がある
狩猟スタイルに合わせて改良された犬種には、それぞれ得意なものがある。(後に愛玩犬として改良された犬種もある)
獲物を捕らえるのが得意な犬種、獲物の場所を教えるのが得意な犬種、獲物を拾ってくるのが得意な犬種、狭い穴に潜るのが得意な犬種、泳ぐのが得意な犬種、リーダーシップが強い犬種、などなど色んなスタイルに合わせて改良され現在では700犬種以上にまでなりました。
色んな体型、体高、毛の長さなどがあるのは、この為です。
決して可愛さやカッコ良さを求めて、改良された訳ではないことを覚えておいて下さい。
③人と共生しないと生きられない動物
長い歴史を経て、日本では家庭犬、使役犬として広く飼われることになりました。
品種改良も狩猟から愛玩犬にシフトされ、気性や見た目を求める改良に変わりました。
いずれの犬種も日本では、人と共生しない限り生き延びるのが難しくなっています。
④家庭犬になっても本能は変わらない
家庭犬としてすっかり浸透している犬ですが、家庭犬として飼っても、犬本来の本能が無くなったわけではありません。
①で挙げた能力は、ずっと残っています。犬が噛んだり、吠えたり、リードを引っ張ったり、穴を掘ったり、モノを破壊するのは、この為です。
それぞれの能力をどこかで発散させないと、欲求として残り、重大なストレスへと変わります。
⑤心ある動物
人と犬では、違う部分が多くあるのも確かですが、人と同じ「心」があるのは確か。
心があるということは、意思も感情もあります。気持ちがあるということです。
どうでしょう、今一緒に住んでる犬の気持ち、感情、考えてあげられてるでしょうか?
「何考えてるか分からない」で終わってませんか?
飼い主の日々の行動で家庭の犬は、一喜一憂していることを覚えておいてください。
ポイントは2つ。犬には本能が残り、飼い主はそれを理解し、解消する必要があります。
犬には、人と同じ心があり、感情がある。飼い主は、その気持ちを考え、理解し、行動する必要があります。
つまり、犬を迎えるときに、可愛いから、かっこいいからで犬を選ぶのは大きな間違いであるとに、気づいて頂けたと思います。
それぞれの犬種の特性を理解し、ご家庭にあった犬を選択する必要があります。
総じて言えることは、
犬は我々人間と同じ「心ある動物」である。
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