それでも犬を飼いますか
犬を飼う前に考えるべきことは、概ね理解して頂けたと思います。
では最後に、犬を飼う前に知って欲しい衝撃の事実をお伝えします。
「犬との生活にハッピーエンドはない」
ご理解頂けますか?
犬との生活には、必ずお別れがきます。
犬を家庭に迎え入れた時点で、ハッピーエンドはありません。
何が言いたいか?
普通に考えれば、犬の方が先に亡くなります。
犬とはいえ、共に生活した生命。
人と同じような悲しみと空虚感が待ってます。
でもそれは、10数年後でしょ?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
「明日かもしれませんよ」
犬であっても人であっても、寿命なんて誰にも分かりません。
10年以上生きるというのは、あくまでも平均。その子が何年生きるかは、分かりません。
そんなこと考えてたら、犬を飼えないじゃないか!と聞こえてきそうです。
「そう、飼わなくていいです」
犬や他の動物を家族に迎えるというのは、あなたの意思です。
飼わないという選択も当然あります。
先代犬を看取った時は悲しかったけど、2回目だから大丈夫。と思う方もいるかもしれない。
でもそれは、違います。
家族の看取りに「慣れ」はありません。
その生命一つ一つの関わり、思入れが全然違うからです。
皮肉なことに、愛情をかければかけるほど、お別れの時の悲しみは倍増します。
でも、飼わなければ、そのお別れや悲しみはありません。
犬を迎えるということは、あなたの時間やお金、労力の負担が重くなり、たっぷりかけた愛情も最後には、悲しいお別れが待ってます。
犬を飼わなければ、その負担はなく、もっと素敵な生活をおくれるかもしれませんよ?
生命を飼うって本当に簡単なことじゃないんです。可愛いだけで、飼えるなら、飼育放棄、殺処分なんて起こりません。
それだけ大変なことなのに、知らない人が多すぎるから、この問題が起きてます。
あなたが犬を迎えたら、その当事者になる可能性だってゼロではありません。
ここまで挙げたリスクを負ってでも犬を迎える理由ってなんですか?
その答えが出せた人は、犬を迎えてもいいと思います。
犬を迎えるということは、生命を迎えるということ。その生命には期限があり、先にお別れがやってきます。
その間にもあなたの負担は増え、これまでの生活が一変します。
はっきりいいます。犬との生活は、楽しさ、癒しよりも大変なことの方が多いです。
それでもあなたは、犬を飼いますか?
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