見た動画を紹介する日記（2023年7月28日）第39回:「チャージマン研！」は何回観ても面白い

伝説の（？）TVアニメ「チャージマン研！」今でも一部を当時のアニメ制作会社（現ICHI、当時Knack）が公式YouTubeチャンネルで配信している。
その時代のいろいろなゆるさや奇跡がいろいろ重なって生まれた怪作ではあるけど、それにしても「そういう時代」だけで済ませるのも「その時代に申し訳ない」と思わせるほどの怪作であり迷作であり珍作。
チャージマン研のすごいところは「ヒーローものの形を取ったギャグアニメ」なんかはよくある（？）けど、チャージマン研を作っている側は、当時ギャグのつもりは全くなく、低予算の環境下で大真面目に作ってこの結果、という点。
見たことがない人は、とりあえず「頭の中にダイナマイト」回を見てほしい。
「テレビの10分枠のショートアニメなのに露骨な尺稼ぎ」「シュールな物語展開」「困惑しかない急転直下のクライマックス」「いい話風で終わってるけどツッコミどころしかないラスト」とチャージマン研の魅力がこれでもかと詰まっている。
チャージマン研のすごいところは、このクオリティ、この超展開がシリーズ65話通してずっと続く……という点（まあ、中には単純にクオリティが低いだけにしか見えないどうしようもない回もあるのだが……）。
現代のブームから約10年が経過して、落ち着いてはいるけど、後世に語り継ぎたい普遍的な面白さがある迷作アニメだ。