【インドネシア音楽】ダンドゥットがユネスコ無形文化遺産に申請! ダンドゥットとはどんな音楽⁉
日本にも歌謡曲とか演歌という大衆音楽ジャンルがありますが、インドネシアにも独自の大衆音楽というものが存在します。
ダンドゥット(Dangdut)という音楽ジャンルです。インドネシアでは洋楽やK-POPよりもダンドゥットが人気となっています。
現在でもインドネシア人から根強い支持を集めているインドネシア歌謡曲「ダンドゥット」についてご紹介します。
ダンドゥットとはインドネシア版ダンス歌謡曲
1970年代初頭から、おもに都市部の若者を中心にして人気を博すようになった大衆音楽で、ヒンドゥ、マレー、アラビア音楽を源流とするインドネシア独自の音楽ジャンルです。
メロディアスな楽器とともに歌われ、皆が踊リ出す、インドネシア版ダンス歌謡曲と言えます。
インドネシアでは皆集まると、「ダンドゥット」の曲に併せて、フリーダンスという意味の「ジョゲット」を楽しみます。結婚式や誕生パーティーなど、お祝いの席で、ジョゲットの時間があります。この時流れている音楽が「ダンドゥット」となります。
2018年のジャカルタアジア大会での大会公式テーマソングとして採用された、Via Vallen のMeraih Bintang(星をつかめ)は、「ダンドゥット」のメロディをモチーフに作られた曲になっています。
Via Vallen -Meraih Bintang
YouTube再生回数1.4億回 2018年アジア大会公式ソング
セクシーダンスミュージックに変化
ダンドゥットの音楽ジャンルが成立してから40年以上たった現在、時代にあわせて変化してきました。現在ではダンドゥットは男性よりも女性が歌うイメージで、腰を振りながらセクシーなダンスを交えながら歌う姿が多くなった感じです。
インドネシアはイスラム教が主体の国で、「性」に対しては非常に厳しい国ですので、ダンドゥットにあわせて踊る事で、若者のはけ口となっている音楽と言えます。
ユネスコ無形文化遺産登録を申請
サンディアガ・ウノ観光創造経済相は2月17日、インドネシア音楽ダンドゥットについて無形文化遺産登録を目指し、外務省を通じて国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請したと明らかにしました。
「ダンドゥット」はインドネシアで生まれたダンス歌謡であり、娯楽としても幅広い層に親しまれていると申請の理由を話しています。
ダンドゥットを含む音楽関係者は1800万人いるとみられており、無形文化遺産の認定を受ければ多くの労働力を更に生み出す可能性が高いとしています。
インドネシアで人気のダンドゥット
インドネシアで人気の「ダンドゥット」ソングを紹介します。
こちらを聞きながら、インドネシアの歌謡音楽を楽しんでみてください!!
きっと一緒に踊りたくなりますよ!
Siti Badriah - Lagi Syantik
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Nella Kharisma - Jaran Goyang
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Sandrina - Goyang 2 Jari
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Via Vallen – Sayang
YouTube再生回数1.9億回 Kiroro「未来へ」のカバー
Ghea Youbi - Gak Ada Waktu Beib
YouTube再生回数1.9億回
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。サポートしていただければ、いつも新鮮な魚を獲ってきてくれるインドネシア南スラウェシ州マカッサルの漁民達が少しでも生活が豊かになるような、国際協力に役立てさせていただきます。今はコロナでインドネシアに行けませんが来年から本格始動します。