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noteをやめる。しんどい。本当に残念。
10月29日追記アリ※
幡野さんが相談者のDVを受けているという話を「嘘と大袈裟ママ」と断じた問題。note母体のcakesもテンプレの謝罪をだしたのみ。
noteはシンプルで使いやすく、とても頼りにしていました。
なのに今後はもうnoteを使えなくなってしまい、本当に残念です。
幡野さんはDMで相談者から身バレするから取り下げてほしいときたから取り下げたとツイート。その後は漫画を読んでたら塗り絵とかなんとか…
cakesは、「相談者と相談の上削除した」とあとからツイート。
え?これで終わりですか。
こんなに多くの人が今回の問題点「DV被害者への二次加害である」ということを指摘し、理由は〜〜〜であると明示しているのに?
確かに幡野さんは相談者に謝罪の上、と謝罪したことが書いてありました。
私はツイートもしましたが最初の有料ではない期間中に読ませていただき、「・・・・・。」とそっと閉じました。
辛すぎて、何も言葉になりませんでした。かつてのDV被害者として、相談者の文章をあまりに身近なものに感じ、頷きながら読みました。わかる…という気持ち。その次に幡野さんが「あなたの言葉を1/8くらいしか信じません。眉は濡れています。」と書き連ね、引きずられて連れて行かれたなら警察案件だ。何時から〜何時まで働いている?そんなに休むのが短い時間だとしたら元気すぎるし、覚醒剤の使用を疑った方がいいと思う。と、まるで相談者の言葉をおちょくるような言葉のオンパレードでした。相談者の話を我がことのように読んだ自分は、幡野さんの言葉でザクザクと切りつけられ、血が流れていくような感覚になりました。
ああ、幡野さんには本当に嘘だと読めるのか、これは大袈裟という話なのか。
絶望感でいっぱいになりました。ちなみに私は今は、DV加害者とは離れて暮らしています。しかし受け続けた傷はなかなか治りません。精神的な負荷はおろすのにも癒すのにも時間がかかるのです。
まして、今現在DVの被害に苦しんでいる人が読んだら。
相談者の人が、この回答を読んだら?
生きる気持ちが萎んでしまうのではないかと感じました。自分もしゅるる…と気持ちがとても小さくなってしまいましたから。
相談者は幡野さんを好きか、少なくともこのコーナーが好きだったでしょう。だから、ここに相談を寄せているはず。それを「あんた嘘つきだね」って言われたら。
信用していた人に心ない言葉を投げかけられたら、どんな気持ちになるか。幡野さん、あなたはそういうことをわかるはずのひとではなかったのでしょうか?
今までわりと、流れてくるたびに読んでいました。幡野さんのこのコーナー。ですので、本当に本当にショックだったのです。
今回のこの対応の酷さにかなりしんどい気持ちになっています。
間違えたことは仕方がないですよ、人間ですから。そのあと、どのように誠実に対応をしてゆくかだと考えます。
相手が「これをこのようにしてほしい」といったらできる限り希望を聞く。
周りからこうではないかと意見がでていたら、でき得る限り返信をしてゆく。
「謝罪しましたよ、消しましたよ」「勉強不足でしたからこれから勉強して再発しないようにしますよ、それでいいでしょ」
これでは、不誠実な対応でしかありません。
相談者に二次加害をしてしまったことを詫び、読者に多大なショックをあたえたという事実を真摯にみつめなおし、言葉を紡いでいただけませんか?
あなた方は言葉で、読者に向かい合っている媒体ですよね。その言葉を蔑ろにしてどうするのでしょうか?
自分は今後、残念ですがnoteをつかうことをやめます。cakesも、開きません。
二次加害をした人と企業だということを忘れないようにします。
私は有料のnoteがあるわけでもないただの一般人です。でも、二次加害は許さないという、気持ちの一票をはっきりと投じることは力になると思います。小さな力ですが、水の雫がひとつぶ、ひとつぶ集まってゆき、その後、何万と集まれば大河になるように。
相談者さんが、どうか公的な機関にアクセスすることが出来、希望したならばシェルターなりに入るような手筈がどうか整いますように。
相談者さんの求める支援がその手に届きますように心から祈っています。
この問題は、女性が嘘をつくという日本社会での共通認識が浮き彫りにされたのだと考えています。「女性はいくらでもうそをつく」と言った議員。
また、性被害やDVを訴えた時に信じてもらえず、裁判で不起訴、無罪が続いたことに抗議してフラワーデモも始まった事実があります。その女性蔑視社会の問題が可視化されてきたのだと。
というタグがツイッターで出来ました。この幡野さんの相談者を嘘だ、大袈裟ママだと決めつけた回答が問題になったからです。
タカラトミーのリカちゃんの「個人情報暴露!」などというのが同時に問題になり、少し矛先がそれている感じがしていますけれども、これで終わりでは無く社会全体の問題として取り組みを続けていただきたいと思います。
最後に。このnoteが消されることは、まさか無いと信じています。
今までお世話になり、ありがとうございました。
※10月29日追記 ココカラ ******
その後、幡野さんから追加の説明文が発信されました。(10月26日付け)相談者さんからの文章と、幡野さんの文章で綴られたものでした。
「正直、これ以上傷つきたくないのが本音なので」
(とても傷ついていて、これ以上騒ぎを大きくしたくない)
「大袈装、嘘だと受け取り手が感じた のならそうでしょう」
(そう思ったのなら仕方ないです)
と相談者。胸が挟られる。 DV被害者って怒れない
ごめんなさいといわれたらいいよ、と 許してしまう。それでDVから抜けられないのです。 この文章、やりとりの中にDVの専門家 はいたのかな?
「正直、これ以上傷つきたくないのが本音なので」
— くじら🟥 (@quzi23) October 26, 2020
「大袈裟、嘘だと受け取り手が感じたのならそうでしょう」
と相談者。胸が抉られる。
DV被害者って怒れない
ごめんなさいといわれたらいいよ、と許してしまう。それでDVから抜けられないのです。
この文章、やりとりの中にDVの専門家はいたのかな? https://t.co/sB1O3Y4SCr
この一連のツリーには色々反応がありました。その通りだというものや、シェルターへ来てもらっては困るだろうというご意見も。ありがとうございました。
DV問題は、まだまだ表面化したばかりだと考えています。共同親権問題も根深い問題です。その根底にはやっぱり、「女は簡単に嘘をつく」という、社会の中心を担う男性たちの思い込み、そうしておけば安泰だという暗黙の了解が強く強く受け継がれていっているのだと思うのです。
女性が性被害にあった時に「あなたも同意していたのでは?」「嘘じゃないの?」「自分から誘ったのでは?」など、被害をいうと傷つく場合がとても多い。
女性は嘘をつくというのを信じる風潮は、被害を申し出ることを難しくしている。
この頃、女性は高校の同級生だった親しい友人に、「祖母の介護を始めて、おむつ代や食費も自分で出している」と打ち明けている。慣れない仕事への戸惑いもこぼした。連日上司や同僚に怒られ、職場で介護の話をしても「ウソつき」と、取り合ってもらえなかったという。
また、中学〜短大時代まで身を寄せた叔母の家では、(中略)〜叔母の子どもの面倒をみるために学校の早退や部活を休むことがよくあったという。
これは、【ヤングケアラー】案件だ。彼女は被害者。子どもの頃から、他者の面倒をみることを周りに求められていたし、それを必死にこなそうと努力していた。そんな中にあっても短大までいけたのは相当に努力家だったのだろうと推察できる。
多くのヤングケアラーは「学校に居場所がない」と、介護や兄弟の面倒をみることで精一杯になってしまい、学業を自分とは縁のないものとして見切ってしまったりする。
けれどこの22歳の彼女は周りの面倒をみながら、学業をも納めて就職をしていた。立派な人だと思う。その彼女の気持ちが限界を迎えてしまったのが、この事件の顛末だろう。
就職をするのは何も無くてもとても大きなストレスである。それなのに彼女は祖母の面倒をみつづけて、睡眠時間が二時間という生活を続けた。(続けざるを得なかったともいえる)
介護も生真面目だ。おむつを付けっぱなしにしたり、徘徊しないようにベッドに縛りつけたりとかの例もある中、深夜の散歩に付き合っていたというのだから。
その彼女が、SOSを出した。
その時に、「ウソつき」と信じてもらえなかった。そんなひどいことがあるわけないだろうと。理解者がいなかった。
必要な情報が必要な人に届かない現状がある。これほどの情報社会なのに。
ヤングケアラーを救済するような仕組みを考えなくてはならない。彼女は中学生からずっとそうだったのだから、チャンスはいくつかきっとあったはずだ。
周りの叔父叔母の振る舞いが辛い。本来は子である彼らのすべきことのはずが、どうして孫である彼女ひとりの肩にかかり続けたのか。
慎重に情報を集め、再度同じようなことが起きないように、
「ウソつき」と信じてもらえないようなことがないように、制度改革をすべきと思います。ますます、高齢化に伴いヤングケアラーは増え続けているのだから。
#DVや性被害を嘘だというのをやめてください
幡野さんと、cakesはこの問題に本当に真摯に向き合っていただきたいと希望します。追記が長くなりましたが、ここで終わります。ありがとうございました。
追記終わり〜ココマデ******
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